台湾料理店の正体とは?台湾ラーメンは台湾料理ではない?全国に増えた理由を徹底解説

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日本全国で見かける「台湾料理店」

いまだ日本全国で日本人を混乱に陥れている、この「台湾料理店」と「台湾ラーメン」。

皆さんは、日本全国で見かける「台湾料理店」に疑問を持ったことはありませんか?

伊豆や沼津、三島、函南、伊豆の国市だけでなく、日本中どこへ行っても見かけるあのお店。

  • 赤い看板に「台湾料理」の文字
  • ボリューム満点でリーズナブルなランチ
  • 豊富なセットメニュー
  • 必ずと言っていいほどメニューにある「台湾ラーメン」

「台湾料理のお店なんだろうな」と思って利用している人も多いと思います。

しかし、実はこの台湾料理店には、多くの人が知らない意外な歴史があります。

結論から言うと、日本全国で見かける台湾料理店の多くは、

そして看板メニューの「台湾ラーメン」も

今回は、長年多くの人が疑問に思ってきた「台湾料理店」と「台湾ラーメン」の正体について、資料や公開されている情報、そして私自身が実際に各地のお店を訪れた経験をもとに詳しく解説していきます。

全国どこにでもある「台湾料理店」

10数年前から全国で急速に増え始めた台湾料理店。

現在では伊豆地方だけでも、沼津・三島・富士・函南・伊豆の国市など、至る所で見かけます。

そして不思議なことに、どのお店も非常によく似ています。

例えば、

  • 赤い看板
  • ランチは700〜1,000円前後
  • ボリューム満点
  • ラーメンと炒飯のセット
  • 豊富な一品料理
  • 台湾ラーメンが定番メニュー

など、多くの共通点があります。

初めて見た人なら、

「チェーン店なの?」

「どうしてこんなに似ているの?」

「本当に台湾料理なの?」

と思うのではないでしょうか。

私自身も最初はそう思いました。

しかし一度利用すると、

「安い。」

「量が多い。」

「メニューが豊富。」

「味も悪くない。」

そんな理由から、気付けば何度も利用してしまう人も少なくありません。

「台湾ラーメン」は台湾のラーメンではない

台湾料理店の台湾ラーメン|ひき肉とニラが乗った名古屋発祥のラーメン

台湾料理店を語るうえで欠かせないのが「台湾ラーメン」です。

実は、この名前が多くの人を混乱させています。

台湾ラーメンという名前から、

「台湾で食べられているラーメンなんだろう。」

と思われがちですが、実際は違います。

台湾ラーメンは台湾発祥ではありません。

発祥は名古屋です。

名古屋の「味仙」が生み出した台湾ラーメン

台湾ラーメンは、名古屋の人気店「味仙」で誕生しました。

味仙の公式サイトによると、台湾の担仔麺(タンツーメン)をヒントに、辛くアレンジして作られたのが始まりだそうです。

もともとは従業員向けのまかない料理でしたが、常連客にも提供したところ評判となり、その後メニュー化。

1980年代の激辛ブームも追い風となり、名古屋めしとして全国的に知られるようになりました。

つまり、「台湾ラーメン」という名前ではありますが、実際には日本・名古屋で生まれたオリジナル料理なのです。

私も台湾で担仔麺を食べたことがありますが、味も見た目も台湾ラーメンとはかなり印象が違いました。

担仔麺をベースにしているとはいえ、日本人の好みに合わせて大きく進化した料理と言えるでしょう。

  台湾料理店の台湾ラーメン|ひき肉とニラが乗った名古屋発祥のラーメン

なぜ台湾料理店で台湾ラーメンが定番なのか?

話を戻して、なぜこの台湾料理店で台湾ラーメンが出されているのか?

それは、この台湾料理店がどうやら名古屋で始まったかららしいのです。

このルーツを調べる中で参考になったのが、名古屋を拠点に活動するフードライター・永谷正樹さんの記事と、中国料理店「龍美」の紹介です

公開されている情報によると、中国出身の蔡さんが1999年に名古屋で開業した「中国料理 龍美」が、現在全国で見られる台湾料理店のスタイルの原型になったとされています。

蔡さんは、日本人向けの町中華の味と中国本場の味を融合させ、

  • ボリューム満点のセットメニュー
  • リーズナブルな価格設定
  • 台湾ラーメンの採用

といった現在でもよく見かける営業スタイルを築いていきました。

その後、中国から来日した料理人たちが独立し、このスタイルを全国へ広めていったといわれています。

この『中国料理 龍美』のグループは現在斎藤さんという方が代表である。

この斉藤さんのお父様の蔡さんが1999年に開店させた『中国料理 龍美』が、名古屋での中国人経営の中華料理店の第一号だというのだ。

斉藤さんのお父様、蔡さんは中国の方で、来日して5年が経った頃、市内の千種区覚王山にあった『眞弓苑』という中華料理店で働きはじめた。

そこで料理長の渡邊さんという方に出会い、蔡さんは本場中国の味を、渡邊さんは日本人が好む町中華の味を互いに教え合い親交を深めた。

後に二人は激安のセットメニューを取り入れ、それにビールまでつけたお得なセットを売り出し、人気が出るようになった。

そして、その当時名古屋で流行っていた味仙から始まった「台湾ラーメン」も味を変え取り入れられた。

それぞれ二人は自分のお店をオープンさせ、蔡さんは『中国料理 龍美』をオープンさせた。

その蔡さんの元に大陸から中国人が集まり、蔡さんはメニューのレシピなどすべてのノウハウを包み隠すことなく伝え、今の台湾料理店の原型となった。

なぜ全国どこでも同じようなお店なのか?

しかし、一つ引っかかる点がある。

これだけ全国に広がった台湾料理店のほとんどがほぼ同じようなメニュー、看板、営業形態を取っているが、これを全て蔡さんが伝えたのだろうか?

別の記事でこんな風にも書かれている。

蔡さんは名古屋市内に店舗を拡大した。さらに、そこで働いていた料理人が独立したり、中国から蔡さんを頼って来日した人が店を開いたりもした。中には蔡さんとはまったく面識がない中国人がメニューや価格をそっくりそのまま、まねをして店をはじめるケースもあったという。それをまた別の中国人がまねて……といった具合に、大陸系中華は雨後のタケノコのごとく激増していったのだ。

東洋経済オンライン

もしこれが事実だとしたら、中国人はなんて忠実なんだろう。

こんなに正確に真似ていくとは。

実際に岡山県で台湾料理店へ行ったことがあります。

驚いたのは、メニューが私の地元・静岡県のお店とほとんど同じだったことです。

ランチセットも、価格も、料理の種類も驚くほど似ています。

東洋経済オンラインの記事でも、中国人料理人が既存店のスタイルを参考に独立し、そのスタイルがさらに広まっていったと紹介されています。

もちろん、すべてのお店が同じ経営グループというわけではありません。

しかし、多くの店舗が似た営業スタイルを採用したことで、全国どこでも似た台湾料理店が見られるようになったのでしょう。

こんな興味深い記事を書いている方もいました。

この方の書いている記事もなるほどと思わせるものでした。

台湾料理店はどこも同じではない

ここまで読むと、

「どのお店も同じなんでしょ?」

と思うかもしれません。

しかし実際には違います。

私もこれまで何店舗も訪れていますが、

  • 台湾ラーメンの辛さ
  • 炒飯の味
  • 唐揚げの大きさ
  • 麻婆豆腐の味付け

など、お店ごとの個性は意外と大きく異なります。

見た目は似ていても、料理の完成度にはかなり差があり、「また来たい」と思う店もあれば、「次は別の店へ行こう」と感じる店もあります。

まとめ

日本全国で見かける台湾料理店。

その多くは台湾発祥ではなく、名古屋で生まれた営業スタイルが全国へ広がったものだと考えられています。

また、看板メニューの台湾ラーメンも台湾ではなく名古屋生まれのご当地グルメです。

とはいえ、台湾料理店は「安い・美味しい・ボリューム満点」という魅力があり、多くの人に愛されていることは間違いありません。

私自身、中国語を勉強していることもあり、いつか実際に台湾料理店を経営されている方に直接お話を伺い、この独特な文化がどのように全国へ広がったのか、さらに深く取材してみたいと思っています。

今後は伊豆・静岡県東部にある台湾料理店を実際に食べ歩きながら、それぞれのお店の特徴や味の違いも紹介していく予定です。

静岡県東部の台湾料理店

食べ比べ

2件のコメント

  1. ピンバック:台湾料理店食べくらべ①(静岡県東部) - Awesome Trips

  2. ピンバック:台湾料理店食べくらべ②(静岡県東部) - Awesome Trips

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