今回紹介するのは『Nasi Lemak(ナシレマッ)』
マレーシア料理といえばまずコレ。
マレーシアには本当に様々な料理があります。
以前の記事で触れたように、マレーシアにはマレー人だけではなく、華人とインド人、そして原住民がマレーシア国民として生活しています。
なので、単純に大きく分けるとマレー料理、中華料理、インド料理が一般的に食べられています。
もちろんそれ以外にも、中国人と他の民族との混血を指すババ・ニョニャ(インドネシア語: Peranakan, 普通話: 峇峇娘惹, 福建語: Bā-bā Niû-liá)の人達の料理「Nyonya(ニョニャ料理)」だったり、マレー料理とンド料理が混ざった料理「Makak(ママッ)」料理もあります。
その中でもマレー料理が他の民族の食に与えてる影響力は大きいでしょう。
今日紹介するマレーシア料理『Nasi Lemak(ナシレマッ)』はマレー料理の一つです。
マレーシアなのでマレー料理があるのは当然ですが、みなさんはマレー料理には何があるかご存知ですか?
私は2006年にマレーシアに初めて来るまではマレー料理を一つも知りませんでした。
恐らく多くの日本人がそうでしょう。
マレー料理はタイ料理の様にスパイスやチリなどの調味料が多く使用され、かなりスパイシーです。
タイ料理とも違いますが、似ている部分もたくさんあります。
最も「マレーシアらしい料理」と言われるのが『Nasi Lemak(ナシレマッ)』です。
コンテンツ
『Nasi Lemak(ナシレマッ)』とは?
マレー料理の一つですが、華人系レストランでももインド系でも提供されていますし、大好きな人も多いと思います。
『Nasi Lemak(ナシレマッ)』とはこんな感じです。

「Nasi」はご飯、「Lemak」は脂(ココナッツミルクのコク)を意味します。
つまりナシレマッは、
👉 ココナッツミルクで炊いたご飯
が主役の料理です。
基本の構成
- イカンビリス(小魚の干物)
- ピーナッツ
- サンバル(辛味ソース)
- 卵(ゆで or 目玉焼き)
- きゅうり
シンプルながら、甘味・辛味・塩味が絶妙に組み合わさっています。
『Nasi Lemak(ナシレマッ)』のレシピは家庭やお店によって多少違いますが、基本的には、お米をココナッツミルクと生姜、レモングラス、パンダンリーフ、塩などと一緒に炊きます。
そして、ご飯の横にはIkan Bilis(イカンビリス)というイワシの稚魚を塩漬けして干したものや、ピーナッツ、Sambal(サンバル)というチリソースと卵(ゆで卵だったり、目玉焼きだったりします。)そしてきゅうりが添えてあるのが普通です。
「Ikan」はマレー語で魚、「Bilis」はイワシです。
最近は物価高騰で価格を抑えるために、Ikan Bilis(イカンビリス)が入ってなかったり、ゆで卵が4分の1に切ってあったり、卵は追加料金取られたりと、『Nasi Lemak(ナシレマッ)』も段々と値上がりしてきました。
15−6年前はバナナの葉に包まれた小さな『Nasi Lemak(ナシレマッ)』が一つ1リンギット(約30円)で売ってました。
今も1.2〜1.5リンギットぐらいで売っているところもありますが、小さかったり、卵が入ってなかったり、Ikan Bilis(イカンビリス)が入ってなかったりします。
もちろん探せば安くて質の良い『Nasi Lemak(ナシレマッ)』も売ってますけどね。
ナシレマッの味|最初は苦手な人も多い?
上記で触れたようにココナッツミルクで炊かれているので、ご飯もココナッツミルクの甘い風味と香りがします。
ナシレマッ最大の特徴は、
👉 ココナッツの甘い香り
これが日本人には少しクセが強く感じることもあります。
実際、私も最初は苦手でしたが、
美味しいお店に出会ってから一気に好きになりました。
👉 ポイント
店によって当たり外れがある
サンバルの味で印象が大きく変わる
テーブルに置いてある小さな『Nasi Lemak(ナシレマッ)』を食べてみよう
ナシレマッは朝食として食べられることが多く、
バナナの葉に包まれて販売されます。
最近は減っていますが、ローカル感があっておすすめです。
⚠️ 注意
長時間置かれたものは避けるのが無難です。
こんな感じです。
下の写真の様にレストランのテーブルに置いてあったりするやつは、そこから取って後でお会計時に何個食べたか報告します。



これはゆで卵が4分の1、Ikan Bilis(イカンビリス)も2、3匹ですね。
ピーナッツも入ってない。
これで2リンギットしました。
上にかかっているサンバルソースの味も店によって全然違くて、甘かったり、すごく辛かったりします。
ですから、辛いのが苦手な人は最初からかかっているものではなくて、横に添えてあるものを選択したら自分の好みでかけながら食べられるので良いかと思います。
大体朝に作られてテーブルに置いているので、夜まで残っているものはなるべく食べない方がいいでしょう。

色々なおかずと一緒に楽しむナシレマッ
昼や夜はおかず付きが定番です。
代表的な組み合わせ:
- Ayam Goreng(フライドチキン)
- Rendang Ayam(スパイス煮込み)
- カレー系
ボリュームも満足感もアップします。
下の写真は『Nasi Lemak(ナシレマッ)』と「Ayam Goreng(アヤムゴレン)」

そして『Nasi Lemak(ナシレマッ)』と「Rendang Ayam(レンダンアヤム)」

注文の仕方
メニューに色々な『Nasi Lemak(ナシレマッ)』がある時にプレーンな何もついていない『Nasi Lemak(ナシレマッ)』を注文したい時は、『Nasi Lemak Kosong(ナシレマッ、コソン)』といえば通じます。
Kosong(コソン)というのはマレー語で「0」、「ゼロ」という意味ですが、何も付かないとか何もないという時に、〜Kosong(コソン)と言ったりします。
そしてこれが、『Nasi Lemak Kosong(ナシレマッ、コソン)』です。

もしくは「普通の」という意味の「biasa(ビアサ)」という言葉をつけて、『Nasi Lemak Biasa(ナシレマッ ビアサ)』と言っても通じるかと思います。
向こうもお金を儲けたいので色々と追加しないのか?と尋ねてくるかもしれません。
卵を付けないかと言われることが多いかと思いますが、「Telur Goreng(テローゴレン)?」と聞かれます。
「Telur Goreng(テローゴレン)?」とは目玉焼きのことです。
大体追加料金は1リンギットから1.5リンギット増しです。
付けたければうん、と頷けば伝わりますし、Yesでも良いかと思います。
マレー語でいうなら、「Saya Nak Telur Goreng(サヤ ナッ テローゴレン)」とかシンプルに「 Nak(ナッ)」でも通じるかと思います。
要らない場合は「Tak Nak(タナッ)」と言えば伝わります。
最初は私もこんなシンプルな言い方で、「いる」「いらん」みたいな感じで失礼じゃないのかと思ったのですが、マレー語は結構シンプルで単語だけで伝わります。
マレー語で丁寧にいう言い方や、主語述語をしっかりと言う言い方もまりますが、地元の人曰く、ちゃんと言うとなんか変な感じがする様です。
英語や日本語で考えると失礼に感じますが、シンプルに言うのも全然問題ないようですよ。
まとめ|マレーシアに行ったら絶対食べたい一品
ナシレマッは、
- ✔ マレーシアの国民食
- ✔ 朝昼晩いつでも食べられる
- ✔ 店ごとに味が違う
まさに「食文化そのもの」です。
最初はクセを感じるかもしれませんが、
ぜひ色々なお店で試してみてください。
次回二つの記事でマレーシア定番料理である
『Mee Goreng(ミーゴレン)』と『Bihun Goreng(ビーフンゴレン)』について解説してます。


ピンバック:『Bihun Goreng(ビーフンゴレン)』|米粉麺のビーフン焼きそばって意外とヘルシー? – Awesome Trips