「マラッカで美味しいニョニャ料理を食べたい」
そんな人におすすめしたいのが、Quaysideエリアにある『The TingKat Nyonya Restaurant』です。
伝統的なニョニャ料理をベースにしながら、現代的なアレンジやおしゃれな空間を融合させた人気レストラン。
今回は実際に訪問して、
- おすすめ料理
- ニョニャ料理初心者でも食べやすいメニュー
- 店の雰囲気
- 気になったポイント
を詳しく紹介します。
『The TingKat Nyonya Restaurant』の魅力をたっぷり紹介します!

コンテンツ
- 1 The TingKat Nyonya Restaurantとは?
- 2 メニュー
- 3 まずは前菜から!おすすめのKuih Pie Tee
- 4 Kailan Dua Rasa 野菜の炒め物
- 5 Tauhu Pok Sumbat 揚げ豆腐の詰め物
- 6 Nyonya Chap Chye 混ぜ合わせ野菜
- 7 Crub Meat Omelet 蟹のオムレツ
- 8 Ayam Panggang (ニョニャ風焼き鶏)Nyonya
- 9 Ayam Pongteh(鶏肉の酵大豆ペースト煮込み)
- 10 Kari Kambing(マトンカレー)
- 11 Chicken Rendang(チキンレンダン)
- 12 Laksa Nyonya(ニョニャラクサ)
- 13 3種類のご飯でさらに楽しい!
- 14 デザートにThe Cendol(チェンドル)Nyonya風
- 15 大人数利用にも最適
- 16 まとめ|伝統とモダンが融合したNyonya(ニョニャ)料理店
- 17 アクセス
The TingKat Nyonya Restaurantとは?
この『The TingKat Nyonya Restaurant』は、マラッカのQuaysideエリアにあるニョニャ料理レストラン。
“ニョニャ料理”とは、中国系移民とマレー文化が融合して生まれた、マレーシアならではの伝統料理です。
スパイスやハーブ、ココナッツミルク、タマリンドなどを巧みに使った複雑で奥深い味わいが特徴で、
マラッカを代表するグルメの一つでもあります。
『The TingKat』では、そんな伝統的なニョニャ料理を、現代的な盛り付けや快適な空間で楽しむことができます。
しかもMuslim Friendly(ムスリムフレンドリー)なので、幅広い人が安心して利用できるのも魅力です。
素敵な雰囲気です。

メニュー




まずは前菜から!おすすめのKuih Pie Tee
最初にぜひ注文したいのが「Kuih Pie Tee(クエ・パイティー)」。
サクサクに揚げた小さなカップ状の皮の中に、味付けされたクズ芋の細切りや海老が入ったニョニャ料理の定番前菜です。
このクズ芋はマレーシアでは英語で「ターニップス(Turnip)」と呼ばれ、
伝統的な西洋カブ(蕪)ではなく、マレー語で「Sengkuang(センクワン)」と呼ばれる熱帯性の根菜(ヒカマ・クズイモ)です。
大根と梨の中間のような野菜とも表現されます。
添えられたサンバルを少し加えることで、辛味と旨味が加わり、一気に本格的な味わいに。
一口サイズですが、食感と風味のバランスが非常に良く、食欲を一気に引き上げてくれる一品です。
クズ芋以外にも細切りのニンジン、炒めた豚肉やエビ、卵などが入る場合もある様です。


いやあこれでお酒が飲めたらいいのに・・・・。
残念ながらここはMuslim Friendly(ムスリムフレンドリー)いわゆる「ハラル料理店」なのでお酒は置いてないです。
Kailan Dua Rasa 野菜の炒め物
野菜に選んだのはKailan(カイラン)と呼ばれるマレーシアの定番野菜です。

Kailan(カイラン)は中国ブロッコリーとも呼ばれ茎が太く苦味があるのが特徴です。
マレーシアの中華料理屋でもよく食べられている野菜です。
Kailan Dua Rasaの「Dua Rasa」とは二つの味という意味があります。
Kailan(カイラン)を炒めたものに、Kailan(カイラン)の葉っぱを揚げてサクサクにしたものを上に載せているので、
二通りの食べ方ということで「Dua Rasa」という名前が付いてます。
同じ野菜なのに二つの食感を楽しめる料理でお勧めです。
Tauhu Pok Sumbat 揚げ豆腐の詰め物
「Tauhu Pok Sumbat」とはマラッカやペナンでは定番料理で、マレーシア全土で見られる料理です。
- 「Tauhu Pok」=揚げ豆腐(中が空洞になった油揚げのような豆腐)
- 「Sumbat」=詰める、 stuffingする
という意味があります。
一般的には、揚げ豆腐の中に
- きゅうり
- もやし
- 大根
- にんじん
- 海老
- 時には麺類
などを詰め、甘辛いピーナッツソースやサンバルソースをかけて食べます。
ニョニャ料理系レストランでは、香辛料やハーブを効かせた独自アレンジが入ることも多く、前菜や軽食として人気があります。
食感の特徴は、
- 外側は香ばしく柔らかい揚げ豆腐
- 中はシャキシャキ野菜
- ソースは甘辛&ナッツのコク
という組み合わせで、とても食べやすい料理です。
マラッカやペナンでは屋台グルメとしても定番で、日本人にも比較的親しみやすい味の一つです。
私にはソースが結構甘かった・・・。

先ほど触れた「ターニップス(Turnip)」と呼ばれるこのクズ芋、マレー語で「Sengkuang(センクワン)」
に加えにんじんやきゅうりの千切りが中に入ってます。

Nyonya Chap Chye 混ぜ合わせ野菜
名前の由来: 「Chap Chye」は福建語で「混ぜ合わせる野菜」を意味します。
味わい: 発酵大豆ペースト(タオチオ)や腐乳が使われることが多く、野菜や肉、海老のダシが溶け込んだ奥深い旨味が特徴です。
特徴: 煮込めば煮込むほど味が染み込み、翌日になるとさらに美味しくなると言われています。
「Chap Chye」って韓国料理のチャプチェに発音が似てますよね?
小さい海老を乾燥させたものを細かく砕いたものが上に載っているのと、
海老の出汁で煮込んでいるので、エビの香りが広がります。

Crub Meat Omelet 蟹のオムレツ
我々が注文したのが蟹のオムレツなんですが、本来のニョニャ料理を楽しみたいなら、もう一つのオムレツ「Telor Cincalok」がお勧めです。
「Crub Meat Omelet 」と「Telor Cincalok 」は見た目は似てますが、中に入っている具が違います。
Crub Meat Omeletはそのままで、蟹の身と玉ねぎなどが入ってます。
「Telor Cincalok 」の「Cincalok」(チンチャロ)は小エビ(アミエビ)を米麹(こうじ)を使って発酵させた塩辛です。
それを入れてオムレツを作っているので、コクがあって美味しいです。

Ayam Panggang (ニョニャ風焼き鶏)Nyonya
「Ayam Panggang(アヤム・パンガン)」は、マレー語・インドネシア語で“焼き鶏”を意味する料理です。
- 「Ayam」=鶏肉
- 「Panggang」=焼く、ローストする
つまり、シンプルに言えば“グリルチキン”や“ローストチキン”です。
ただし、日本の焼き鳥やローストチキンとは少し違い、東南アジアらしいスパイスや甘辛い味付けが特徴です。
一般的には、
- ターメリック
- レモングラス
- にんにく
- シャロット
- コリアンダー
- チリ
- ケチャップマニス(甘い醤油)
などで下味を付け、炭火やオーブンで香ばしく焼き上げます。
地域や店によって味付けはかなり異なり、
- 甘め
- スパイシー
- サンバル系
- ハーブ強め
などバリエーションも豊富です。
マレーシアのニョニャ料理店では、ココナッツやスパイスを効かせた“濃厚系”のAyam Panggangが出ることもあります。
ご飯との相性が非常によく、
- ナシレマ
- ウコンライス
- ココナッツライス
などと一緒に提供されることも多い料理です。

表面に「グラ・マラッカ(Gula Melaka)」と呼ばれる砂糖が塗ってあり、艶を出しています。
「グラ・マラッカ(Gula Melaka)」とは、マレーシアの伝統的なパームシュガー(椰子糖)のことです。
特にマラッカ州で有名なことから、「Melaka(マラッカ)」の名前が付いています。
- 「Gula」=砂糖
- 「Melaka」=マラッカ
という意味です。
主に、ヤシの木の樹液を煮詰めて作られ、黒糖のような深いコクとキャラメルのような香ばしい甘さが特徴です。
Ayam Pongteh(鶏肉の酵大豆ペースト煮込み)
「Ayam Pongteh(アヤム・ポンテ)」は、ニョニャ料理(プラナカン料理)を代表する伝統的な煮込み料理のひとつです。
- 「Ayam」=鶏肉
- 「Pongteh(Ponteh)」=発酵大豆ペーストを使った煮込みスタイル
という意味があります。
主な材料は:
- 鶏肉
- 発酵大豆ペースト(豆味噌)
- 椰糖(グラ・マラッカ)
- じゃがいも
- 椎茸
- にんにく
- シャロット
など。
甘辛く、コク深い味が特徴で、日本人にもかなり食べやすいニョニャ料理です。
辛さは比較的控えめで、サンバルを加えて辛さを調整することもあります。
見た目は少し茶色っぽい煮込み料理で、味のイメージとしては:
- 中華の醤油煮
- 東南アジア風肉じゃが
- 甘めの煮込みチキン
を合わせたような感じです。
特に、豆味噌の旨味と椰糖のまろやかな甘さが合わさることで、独特の“家庭的で優しい味”になります。
マラッカやペナンのニョニャ料理店では定番メニューで、「まずはこれを食べればニョニャ料理らしさが分かる」と言われることも多い代表料理です。


Kari Kambing(マトンカレー)
オーストラリアのマトンを使ったカレー。
マレーシアではニョニャ料理(プラナカン料理)だけではなく、
マレー系やママッと呼ばれるインディアンムスリムの人たちの中でもマトンがよく食べられます。
マレーシアでは牛よりもマトンの方が食べられています。
スパイスで煮込んでいるので、臭みも気にならない。
肉の脂がソースに染み込んでいて、ご飯がススム君間違いなし。
結構辛いです。
写真の右側のディッシュです。

Chicken Rendang(チキンレンダン)
Chicken Rendang(チキンレンダン)の「Rendang(レンダン)」とは、インドネシア発祥で、マレーシアでも非常に人気のあるスパイス煮込み料理です。
特に牛肉を使った「Beef Rendang(ビーフ・レンダン)」が有名ですが、鶏肉版の「Chicken Rendang」もあります。
特徴は、“カレーのようでカレーではない”濃厚な煮込み料理という点です。
大量のスパイスやハーブを使い、ココナッツミルクと一緒に長時間じっくり煮込むことで、水分が飛び、肉に旨味が凝縮されます。
主に使われる食材は:
- 牛肉または鶏肉
- ココナッツミルク
- レモングラス
- ガランガル
- 生姜
- にんにく
- チリ
- ターメリック
- コリアンダー
など。
完成したレンダンは、汁気が少なく、濃厚でスパイシー、そして香り高いのが特徴です。
味のイメージとしては:
- スパイスカレー
- 牛肉のしぐれ煮
- ココナッツ風味の煮込み
を合わせたような感じですが、もっと複雑で深い味わいがあります。
ニョニャ料理店では、より香辛料やハーブ感を強めた独特のレンダンが提供されることもあり、
『The TingKat Nyonya Restaurant』でも人気メニューの一つです。
The TingKatのChicken Rendang(チキンレンダン)はそれほどドロドロとしてなくてサラッとした感じ。
レンダンは結構食材の繊維質が残っている場合が多いのですが、こちらのはサラッとしてます。

Laksa Nyonya(ニョニャラクサ)
最後に試してみようということで、Laksa Nyonya(ニョニャラクサ)を。

「Laksa Nyonya(ラクサ・ニョニャ)」とは、ニョニャ料理(プラナカン料理)スタイルのラクサです。
ラクサ自体は、マレーシアやシンガポールで広く食べられているスパイシーな麺料理ですが、地域や文化によって味がかなり異なります。
その中でも「Nyonya Laksa」は、中国系とマレー系文化が融合したニョニャ文化らしい、ココナッツミルクとスパイスを使った濃厚なスープが特徴です。
一般的には:
- ココナッツミルク
- 海老出汁
- チリ
- レモングラス
- ターメリック
- エビ味噌
- タマリンド
などを使ってスープを作ります。
麺は、
- 米麺(ビーフン)
- 太めのラクサ麺
などが使われることが多いです。
具材には:
- 海老
- 鶏肉
- 豆腐
- ゆで卵
- もやし
- かまぼこ系(フィッシュケーキ)
- ハーブ類
などが入ります。
味の特徴は:
- スパイシー
- ココナッツのまろやかさ
- 海老の濃厚な旨味
- 少し甘みもある
という複雑で奥深い味わい。
日本人には「東南アジア風ココナッツカレーラーメン」に近いイメージですが、もっと海老出汁とハーブ感が強いです。
Laksa(ラクサ)について
なお、ラクサには大きく分けて:
- Curry Laksa(カレー系)
- Assam Laksa(酸味系)
- Nyonya Laksa(ニョニャ系)
などの種類があります。
特にマラッカやペナンでは、ニョニャ文化の影響を受けたラクサが非常に有名で、ニョニャ料理店では定番人気メニューの一つです。
こちらの『The TingKat Nyonya Restaurant』の「Laksa Nyonya(ラクサ・ニョニャ)」はちょっと普通のとは違う。
通常の麺と違いパスタのリングイネを使っている。
スープもスープというよりドロっとしたソース。
これはこれで美味しかったのですが、、本来のLaksa Nyonya(ラクサ・ニョニャ)」とはだいぶかけ離れている様な気もします。
3種類のご飯でさらに楽しい!
『The TingKat』では、料理に合わせて3種類のご飯が用意されています。
- 白ご飯
- 黄姜飯(ウコンライス)
- 蘭花飯(バタフライピーティーで色付けした青いご飯)
見た目も鮮やかで、写真映えも抜群。
料理ごとにご飯を変えて食べ比べるのも楽しいです。
デザートにThe Cendol(チェンドル)Nyonya風
「Cendol(チェンドル)」とは、マレーシアやインドネシア、シンガポールで親しまれている代表的な伝統スイーツです。
特に暑いマレーシアでは定番の“ひんやりデザート”として人気があります。
基本的な材料は:
- かき氷
- ココナッツミルク
- グラ・マラッカ(椰糖シロップ)
- 緑色のゼリー状麺
です。
この緑色のぷるぷるした麺状のものが「Cendol」と呼ばれる部分で、米粉や緑豆粉を使い、パンダンリーフ(香りの葉)で色と香りを付けています。
味の特徴は:
- グラ・マラッカの濃厚な甘さ
- ココナッツミルクのまろやかさ
- 氷の冷たさ
- Cendol独特のもちもち食感
が合わさった、南国らしいデザートです。
見た目は少し不思議ですが、日本人にもかなり人気があります。
さらに店によっては:
- 小豆
- タピオカ
- ドリアン
- アイスクリーム
- 黒もち米
などを追加することもあります。
特にマラッカでは、良質な「グラ・マラッカ」を使ったチェンドルが有名で、濃厚な椰糖の香りが大きな魅力。
ニョニャ料理店やホーカー(屋台)では定番メニューで、食後のデザートとしてもぴったりです。
大人数利用にも最適
『The TingKat』は、単なるレストランではありません。
16名向けのVIP個室や、最大100名収容可能なPrivate Hall Stageも完備。
- 家族の集まり
- 誕生日会
- 会社の会食
- イベント
- 団体旅行
など、さまざまなシーンで利用できます。
マラッカ観光中のディナーにもぴったりです。
まとめ|伝統とモダンが融合したNyonya(ニョニャ)料理店
『The TingKat Nyonya Restaurant』は、伝統的なニョニャ料理を、現代的で快適な空間で楽しめる魅力的なレストランでした。
定番料理はもちろん、揚げ空心菜や黒果アイスなど、ここならではのメニューも多く、観光客にもおすすめしやすいお店です。
マラッカでニョニャ料理を楽しみたい方は、ぜひ一度訪れてみてください。
アクセス
以前の記事でも紹介したマレーシアのカレーラーメン。
それがCurry Luksaです。
過去の記事はこちら。
マラッカには一味違った牛肉を使った肉骨茶屋さんがあります。
⬇️
