コンテンツ
- 1 クアラルンプール発祥!中毒性抜群の麺料理「ドライ・チリパンミー」とは?
- 2 『ドライチリパンミー』の元祖は『Restaurant Kin Kin 建记辣椒板面』
- 3 板面(Ban Mian)と面粉糕(Mee Hoon Kueh)の違い
- 4 板面(Ban Mian)の特徴
- 5 なぜ「ドライ・チリパンミー」は丸麺なのか?
- 6 ドライ・チリパンミー誕生秘話
- 7 今回訪問したのは「Super Kitchen Chilli Pan Mee」
- 8 アクセス&営業時間
- 9 『Super Kitchen Chilli Pan Mee 辣椒板面』メニュー
- 10 正しいドライ・チリパンミーの食べ方
- 11 実食レビュー|Super Kitchen Chilli Pan Mee
- 12 まとめ|KLに来たらドライ・チリパンミーは必食
クアラルンプール発祥!中毒性抜群の麺料理「ドライ・チリパンミー」とは?
クアラルンプールの Chow Kit(チョウキット)地区 から広まったドライ・チリパンミーのお店
『Dry Chilli Pan Mee 辣椒板面(ドライ・チリパンミー)』。。
私個人の意見ですが、このドライ・チリパンミーは
マレーシアの麺料理ベスト5に確実に入るほど大好きな一杯 です。
マレーシアには「板面(bǎn miàn)」、パンミーという小麦粉麺料理がありますが、
その進化系とも言えるのが、この ドライ・チリパンミー。
正直に言ってしまうと──
オリジナルの板面よりも美味い。
今回は、
- ドライ・チリパンミーとは何か
- 発祥と歴史
- 人気店「Super Kitchen Chilli Pan Mee」の実食レビュー
を、マレーシア在住歴15年以上の視点で詳しく紹介します。

はじめまして「おうすけ」と言います。
このブログでは伊豆や静岡の観光スポット、おすすめグルメ、ランチスポットなど色々な分野を紹介しております。
2023年より、かつて暮らしていたマレーシアに戻ってきました。
今後はしばらく、マレーシアの食や文化、言語について、かつて15年以上マレーシア住んでいた私ならではの視点で紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。
『ドライチリパンミー』の元祖は『Restaurant Kin Kin 建记辣椒板面』
大概マレーシアの料理は発祥がどこかがはっきりしない料理が多いですが、この『ドライチリパンミー』に関してははっきりとしています。
元祖はクアラルンプールのChow Kit(チョウキット)と呼ばれる地区にある、「建记辣椒板面」で英語名は「Restaurant Kin Kin(レストランキンキン)」です。
クアラルンプールに住んでいる日本人ならばみなさんご存知でしょう。
板面(Ban Mian)と面粉糕(Mee Hoon Kueh)の違い
上記で触れた普通の「板面(bǎn miàn)」は、中国の南部に住む民族集団の「客家(ハッカ」の料理と言われています。
マレーシアに移住してきた中国人の中にも「客家(ハッカ」民族の人たちがいて、マレーシアの料理に大きな影響を及ぼしています。
「板面(bǎn miàn)」に使われる麺は、通常きしめんの様な厚めの平たい小麦粉麺で、「客家(ハッカ」の人たちは麺を細く切る時に平たい木の板を定規代わりにしてネタをきったので「板面(bǎn miàn)」と呼ばれています。
これが福建という民族のコミュニティでは「面粉糕(miàn fěn gāo)ミィェンフェンガオ」とか「Mee Hoon Kueh(ミーフンクエ)」とか呼ばれています。
麺が包丁で切られたものではなくて、手でちぎったりしたもので大きさもバラバラで結構厚みがあったりします。
ほうとうまではいかないですが、かなり歯応え食べ応えがあるものもあります。
基本的にはスープはイワシの出汁が効いたクリアなスープで魚の練り物から出た出汁やフライドオニオンの香ばしい香りが特徴です。
「板面(bǎn miàn)」パンミーも「面粉糕(miàn fěn gāo)ミィェンフェンガオ」もこのスープで一緒なのですが、麺が違うので全く違う料理のようにさえ感じられます。
板面(Ban Mian)の特徴
もともとの「板面(Ban Mian)」特徴は、
- きしめんのような平たい小麦粉麺
- イワシ(Ikan Bilis)出汁の効いた透明スープ
- フライドオニオンの香ばしさ
一方、福建系コミュニティでは
「面粉糕(Mee Hoon Kueh/ミーフンクエ)」と呼ばれ、
- 麺を手でちぎる
- 厚み・大きさが不揃い
- よりモチモチで食べ応えがある
マレーシアの麺の種類を紹介した記事で表を載せましたが覚えているでしょうか?
以前の記事でマレーシアの麺について詳しく解説しているのでご覧ください。
小麦粉の麺の種類は下の表になります。(呼び名は地位域によって変わることがありますのでマレーシアの多くの土地で呼ばれている呼び名で表記してます。)
なぜ「ドライ・チリパンミー」は丸麺なのか?
この『Super Kitchen Chilli Pan Mee 辣椒板面』のドライ・チリパンミーに使われている麺は、
- 平たい板面ではなく
- スパゲッティ状に近い丸麺
通常この形状は
「手工面(Shou Gong Mian)」と呼ばれますが、
なぜかドライ・チリパンミーでは 板面の名がそのまま使われています。
細かい分類はともかく、
この麺が チリ・卵・油と絡むことで最強になる のです。
ドライ・チリパンミー誕生秘話
この料理を生み出したのは
Tan Kok Hong(陳國豐)氏。
1985年、彼は
スープの板面
醤油・油・挽肉を混ぜたドライ板面
を提供していました。
ところが、お客さんが 自分でチリを大量投入 する姿を見て、
「最初からチリを入れたら美味いのでは?」
と考案。
さらに 卵好きな奥さんの提案で半熟卵を追加 し、
現在のドライ・チリパンミーが完成しました。
結果──
西マレーシア全土に広がる大ヒット料理に。
もう10年以上前ですが、私がクアラルンプールに住んでいた頃、この近くに住んでいたので、よくここに食べに来てましたが、その時も多くの人で賑わっていました。
確かその時に壁に、「うちがオリジナルだよ」みたいなことが書かれた紙が貼ってあったのを覚えています。
その当時からもうこの「ドライ・チリパンミー」を真似た店が多数ありました。
私も当時はもうマレーシア全土にある料理なのかと思ってましたが、実はクアラルンプール以外の街ではあまり売られていません。
でもこの店や他の店のチェーン店がマレーシアの大きめの都市に沢山あるので、大きな街に行けば食べられます。
今回訪問したのは「Super Kitchen Chilli Pan Mee」
本来なら元祖「Restaurant Kin Kin」を紹介したいところですが……
今回は時間の都合で断念。
代わりに訪れたのが、
『Super Kitchen Chilli Pan Mee(辣椒板面)』 です。
今回紹介するのは『Super Kitchen Chilli Pan Mee 辣椒板面』
っす。
こちらも ドライ・チリパンミーの有名チェーン店 で、
クアラルンプールを中心に複数店舗を展開しています。
私が行ったのは SS15支店。
『Super Kitchen Chilli Pan Mee 辣椒板面』も実は人気店で、色々なところに支店があります。
こちらの「ドライ・チリパンミー」も「建记辣椒板面 Restaurant Kin Kin(レストランキンキン)」のオリジナルに引けを取らない旨さです。
アクセス&営業時間
ウェブサイトによると、クアラルンプール周辺からシンガポールまで、現在14店舗あるようです。
サイトの店の紹介文では10店舗と書かれているのですが、ロケーションを見ると14店舗あります・・・どっち?笑
書き換え忘れでしょうか苦笑
私が行ったのはSS15という地区にある支店です。
他の店舗を知りたい方は「Super Kitchen Chilli Pan Mee」のウェブサイトをご覧ください。
営業時間も店舗によって多少異なります。
『Super Kitchen Chilli Pan Mee 辣椒板面』メニュー

- ドライ・チリパンミー
- スープパンミー
- カリーヌードル
- ご飯もの
と、意外とメニューは豊富。
テーブルには 自家製チリパウダー が置かれており、
辛さは完全セルフ調整。
入れなきゃ物足りないし、
入れすぎると地獄を見る──
それがドライ・チリパンミーです。


ここではドライチリパンミーだけではなく、スープのパンミーやカリーヌードルなど他のメニューも豊富です。

ご飯ものまであるんですね。
パンミー以外のものを食べたい人も一緒に来れるのでビジネスの幅が広がります。


店内はこんな感じでそれほど大きくはないです。
店員さんは全て外国人でした。
多分ネパール人。

テーブルにはドライチリミックスパウダーが置いてあります。
これが店の味を左右するものです。

テーブルに一つ置いてあるので、好きなだけ入れれます。
これを入れないと物足りないし、入れ過ぎると辛いです。
正しいドライ・チリパンミーの食べ方

到着です!!
実食レビュー|Super Kitchen Chilli Pan Mee

見た目はシンプルですが、
- Ikan Bilis(干しイワシ)
- 豚ひき肉
- フライドオニオン
- 半熟卵
という 旨味の塊。
付属のスープは
Sayur Manis(甜菜/sweet leaf)が入った優しい味。
麺は若干角の残る四角寄りの形状で、
チリ・卵・油との絡みが抜群。

メニューを見ると、このスープには「スィートポテトリーフ(サツマイモの葉っぱ)」が入っていると書かれているんですが、私が見た感じでは、マレー語でSayur Manis(英語ではsweet leaf)中国語では玛尼菜と呼ばれる葉っぱが入っていたような気がするのですが、ここもメニューの説明とちょっと食い違い・・・。
普通のパンミーのスープに入っているのも大体がこのSayur Manis(英語ではsweet leaf)中国語では玛尼菜(mǎ ní cài)ですが、スウィートポテトリーフが入っている場合もあります。

さて手順に従って、チリパウダーを投入。

そして、半熟卵を潰して、麺と一緒に混ぜます。


こちらの『Super Kitchen Chilli Pan Mee 辣椒板面』の麺は平たいきしめんの様な麺でもなく、かといって丸でもなく若干角が残っている感じの四角い麺です。
よく混ぜてあとは口の中にぶち込むだけです!!

うん・・・んまい。
やっぱりドライチリパンミーは旨いな・・・。
ちょっと量が足りないけど。
これでLサイズ注文したんですが、男性だと物足りない量ですね。
味は元祖レストランキンキンにも負けない美味しさです。
まとめ|KLに来たらドライ・チリパンミーは必食
クアラルンプールを訪れたなら、
この ドライ・チリパンミー は絶対に食べてほしい一杯。
- マレーシア麺料理の完成形
- ローカル発祥で中毒性抜群
- 辛さ調整で万人向け
次回は必ず、元祖「Restaurant Kin Kin」も改めて紹介します。
とにかくマレーシアの麺について解説させたら俺の右に出るやつはいねえ。
過去にマレーシアの麺色々書いてます。
下の記事でマレーシアで食べられる色々な麺について解説してます。
『牛肉面 (ニューロウミィエン)』|マレーシアの田舎町から牛肉麺の伝説は始まった!
マレーシアの麺料理の色々|『咖喱面 Curry Mee(カリーミー)』の注文の流れ
マレーシアの麺料理の色々|『虾面 Prawn Mee(プロウンミー)』
