マレーシアの麺料理の色々|『虾面 Prawn Mee(プロウンミー)』

Pocket

マレーシアの田舎に住んでいると、この麺料理を紹介したい!と思ってもなかなかいい店がなくて、写真もなかなかいいのが撮れない・・・ですが、数打ち当たるで頑張って探して、食べまくってます。

今日、紹介したいマレーシア麺料理は『虾面 Prawn Mee(プロウンミー)』、中国語で「虾面 シャーミィエン)」

おうすけ

私は17−8年前に初めてマレーシアに初めて来た時に、ペナン島という島に住み始めましたが、そのペナン島で初めてこの麺を食べました。

フードパラダイスと呼ばれるペナン島には沢山の有名な食べ物がありますが、この『虾面 Prawn Mee(プロウンミー)』もその一つです。

おうすけ

ペナンではこの『虾面 Prawn Mee(プロウンミー)』を、「福建面(ホッケンミー)」とも呼びます。

私がペナンにいた頃はこの『虾面 Prawn Mee(プロウンミー)』は普通に「福建面(ホッケンミー)」とみんなが呼んでいたので、マレーシア中どこでもそう呼ばれているのかと思っていました。

ところが、クアラルンプールに移動してから「福建面(ホッケンミー)」を頼んだら全く別の料理が出てきて、びっくりしました。

ペナン以外の場所で「福建面(ホッケンミー)」と呼ばれいている麺は、ソースが黒くて麺が太めの「黄面」を使用した麺料理で全く違うのです!

おうすけ

この真っ黒い「福建面(ホッケンミー)」は「炒福建面(チャオフージェンミィエン)」とも呼ばれています。

「炒福建面(チャオフージェンミィエン)」もまた改めて別の記事で紹介します。

『虾面 Prawn Mee(プロウンミー)』は場所や店によって『槟城虾面 Penang Prawn Mee(ペナンプロウンミー)』と呼んでいるところもあります。

では早速この麺がどんな麺か紹介していきます!

おうすけ

はじめまして「おうすけ」と言います。
このブログでは伊豆や静岡の観光スポット、おすすめグルメ、ランチスポットなど色々な分野を紹介しております。

2023年より、かつて暮らしていたマレーシアに戻ってきました。
今後はしばらく、マレーシアの食や文化、言語について、かつて15年以上マレーシア住んでいた私ならではの視点で紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

『槟城虾面 Penang Prown Mee(ペナンプロウンミー)』

以前の記事で紹介したスープの中の一つです。

スープ(汤)の種類

  • 清汤(チンタン)
  • 咖喱汤 or 咖喱咖沙(ガーリータン)
  • 东炎汤(トンイェンタン)
  • 麻辣汤(マーラータン)
  • 虾面(シャアミィエン)
  • 云吞面(ユントンミィエン)
  • 卤面(ルーミィエン)

『槟城虾面 Penang Prawn Mee(ペナンプロウンミー)』も大体麺の種類が選べます。

ほんとに店によってまちまちなんですが、私の感覚だとこの『槟城虾面 Penang Prawn Mee(ペナンプロウンミー)』に関しては、大体2〜3種類の麺が置いてある場合が多いでしょうか。

下のマレーシアの麺の種類のピンクのラインの麺を扱ってる店が多いです。

米粉麺

  • 「米粉 Bihun or Mee Hoon(ビーフンまたはミーフン)」
  • 「河粉 Ho Fun(ホーファン)」
  • 「粿条 Kueh Teow or Kueh Tiao(グオティアオ)」
  • 「老鼠粉 Lao Shu Fen (ラオシュウフェン)」
  • 「Laksa Noodle (ラクサ・ヌードル)」

小麦粉麺

  • 「面粉糕 Mee Hoon Kueh(ミーフンクエまたはミィエンフェンガオ)」
  • 「黄面 Huang Mian (ファンミィエン)」
  • 「幼面 You Mian (ヨウミィエン)」
  • 「面薄 Mian Bo or Mee Pok (ミーポック)」
  • 「手工面 Shou Gong Mian (ショウゴンミィエン)」
  • 「板面 Ban Mian (バンミィエン)」

もちろんもっと色々麺が選べる店もあります。

米粉麺の2番目と3番目の「河粉 Ho Fun(ホーファン)」「粿条 Kueh Teow or Kueh Tiao(グオティアオ)」はほとんど同じに見えますが、実は作り方や味も違うみたいです。

私もちゃんと食べ比べてみたことはありません。

でもマレーシアではそれほど区別されていないように感じます。

乾麺と生麺もあるので食感や成分が違ったりします。

正直ローカルに聞いてもみんなわかってない人が多い!

それがマレーシア・・・。

地域によって「河粉 Ho Fun(ホーファン)」と呼んだり、「粿条 Kueh Teow or Kueh Tiao(グオティアオ)」と呼んだりと名前が変わるのもマレーシア。

『槟城虾面 Penang Prown Mee(ペナンプロウンミー)』はビーフン、ミーMIXが定番

おうすけ

まあどんな麺で食べるかは好みでいいんですが、ペナンの人たちが『槟城虾面 Penang Prawn Mee(ペナンプロウンミー)』を食べるときは、ビーフンとミーをミックスする「ビーフン、ミー」が人気です。

見た目は赤くてとても辛そうですが、見た目ほど辛くはありません。

おうすけ

ただ、麺を啜るときに、スープの上に浮かんだチリペイストの油を麺が引っ張ってきて、その辣油みたいなやつを一緒に吸い込むと「ゲホります」のでご注意を。

魅惑の調味料『Sambal Belacan(サンバル ベラチャン)』

辛さが物足りない人は一緒に運ばれてくる、「Sambal Belacan(サンバル ベラチャン)」を投入したらいいです。

写真の左上の器の下に隠れてる真っ赤なやつです。

おうすけ

この「Sambal Belacan(サンバル ベラチャン)」は『槟城虾面 Penang Prawn Mee(ペナンプロウンミー)』には絶対に欠かせない調味料です。

なんだったらこれがなかったら『槟城虾面 Penang Prawn Mee(ペナンプロウンミー)』じゃないと言ってもいい。

すでに麺の中に入っていますが、更に投入するとこくが増します。

ただこの「Sambal Belacan(サンバル ベラチャン)」がエビを発酵させたソースなので、また臭いんですわ。

運ばれてきた時はまだいいんですが、調理中はめちゃくちゃ臭くて、死にます・・・。

おうすけ

まあでも一度口に入れてしまえば、もう「Sambal Belacan(サンバル ベラチャン)」の虜になること間違いなし!

中毒性があるのでご注意を。

この麺は、Mee、黄面ですね。

もし、ミーとビーフンを混ぜたければ、「プロウンミー、ビーフンミー!」と言えば伝わります。

「ビーフン、アンド ミー」でもいいです。

もっとちゃんと言いたい人は、「Can I have a bowl of Prawn Mee, Mee and Bifun mix?」と言いましょう。

一見、ミーだけに見えますが、下の方に隠れているので、かき混ぜてみて下さい。

店によって異なりますが、具はエビ、豚肉、ゆで卵、フィッシュケーキが定番で、野菜は空芯菜とモヤシが載っているのが普通です。

上の写真はKLのあるお店の『槟城虾面 Penang Prawn Mee(ペナンプロウンミー)』なんですが具がしょぼいですね。

えびも小さいし野菜も少ないですね。

本物に近いのはこれかな↓。

これは↑「粿条 Kueh Teow or Kueh Tiao(グオティアオ)」バージョンです。

おうすけ

『槟城虾面 Penang Prawn Mee(ペナンプロウンミー)』はもちろん本場ペナンで食べるのが一番ですが、他の地域でも美味しいのを提供しているお店いっぱいあるので、ぜひ色々なところでトライしてみて下さい。

『Penang White Curry Mee(ペナン ホワイト カリーミー)』

ペナンと言えば、もう一つ人気のある麺があります。

その名も『White Curry Mee(カリーミー)』です!

この『White Curry Mee(カリーミー)』のインスタントヌードルがあるんですが、なんと、アメリカの「THE RAMEN RATER」というサイトで2014年世界一美味しいインスタントラーメンに選ばれました。

マイクアリというブランドの「 ペナン ホワイトカレー麺」です。

2015年〜ぐらいからなかなか手に入らない時もありましたが、今は結構売っています。

最近は日本でもカルディの様な外国の食材を売っている店でも結構売っていたりします。

私も何度か試したことがありますが、美味しいですよ。

ぜひ一度ペナンの味を試してみては?

ちなみに今日紹介した『槟城虾面 Penang Prawn Mee(ペナンプロウンミー)』のインスタントヌードルもこの「マイクアリ」というブランドから出ているんですが、日本のネットショッピングでは見つからなかったです。

マレーシアには時々売ってるところあるんですが。

ぜひ一度お試しを!

1件のコメント

  1. ピンバック:マレーシアの麺料理の色々|『咖喱面 Curry Mee(カリーミー)』の注文の流れ – Awesome Trips

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です