『蕎仙坊(きょうざんぼう)』【裾野市】|富士山の麓に佇む築四百年を越す古民家で味わう蕎麦は絶品だった

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前回の記事はうどん。

今回は蕎麦。

おうすけ

あなたは蕎麦派?うどん派?なんて質問がありますが、皆さんはどうですか?

私も、ネットやテレビで論争があったり、蕎麦屋でうどんも提供されていたり、うどん屋に蕎麦もあったりっていうのも目にするので、どっち派っていう質問に自分ならどっちだろう?なんて考えたこともありました。

そもそも、蕎麦とうどんって全く違う麺料理。

そう思いません?

蕎麦の良さとうどんの良さは全く違うし、そもそも粉の原材料も違う。

蕎麦好きの人の求めてる蕎麦の美味さと、うどん好きの人の求めているうどんの美味さが全く違うのです。

だから比べる必要があるのかな?って最近思います。

っていう私、おうすけも若い頃は蕎麦の良さがわかりませんでしたしね・・・。

お金が無く、量が食べたい若い私は蕎麦から逃げてた。

安くても量のあるうどんの満足感に、蕎麦は圧倒的に選択肢から除外され続けた。

そして、蕎麦屋によくいるゴルフウェアとか着たベンツ、レクサス乗り小金持ちオジサン、オバサンが更に私を蕎麦から遠ざけた(失礼な表現すみません)

本当の蕎麦の楽しみ方を知らなかった、逃げそばだった。

日本全国で蕎麦か?うどんか?のアンケートを取ったら当然、地域や年齢で全く違う結果が出る。

そう、だからそんな論争無意味なのだ!!

蕎麦には蕎麦の良さがあり、うどんにはうどんの良さがあるので比べる必要はないのだ。

だから今日は蕎麦の良さを伝えたい。

今回紹介したいのは裾野の人気蕎麦屋『蕎仙坊(きょうざんぼう)』

おうすけ

はじめまして「おうすけ」と言います。
このブログでは伊豆や静岡の観光スポット、おすすめグルメ、ランチスポットなど色々な分野を紹介しております。

2023年より、かつて暮らしていたマレーシアに戻ってきました。
今後はしばらく、マレーシアの食や文化、言語について、かつて15年以上マレーシア住んでいた私ならではの視点で紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

そしてまた短期で日本に帰国したので、少し日本の記事を。しばらくの間「伊豆活」再開します。

『蕎仙坊(きょうざんぼう)』とは

『蕎仙坊(きょうざんぼう)』は富士の山麓の林の中にある。

周りには何もないところ。

こんな奥地にあるのに、いつも人がいっぱい。

今やネットなどのメディアあるので、ちょっと話題性があればこんな僻地でも、隠れた場所でも人気が出る店もあるが、ここは開業当時から隠れ家として人気があったようだ。

開業当時はこんな所に店を出して、すぐに潰れると地元の人には言われていたらしい。

ところが、すぐにお客は集まり始めあっという間に人気店に。

それは店主の蕎麦打ちの技術とプロモーション力もたらした当然の結果。

店主 齋藤親義さんの前職は証券マンの様ですが、蕎麦打ちのキャリア約60年以上。

創業大正15年の老舗「一茶庵」蕎麦名人 故片倉康雄さんの技術と伝統を丁寧に受継いでいます。

おうすけ

ということは、店主はもう80歳を超えておられるんでしょうかね?

余計なお世話ではありますが、後継者はおられるのでしょうか?

お店のウェブサイトもオシャレだし、InstagramFacebookも綺麗なお写真が並んでおりますが、2021年や2022年ぐらいからどちらも更新されていない様な感じで古い情報のままなのが気になります。

結構オシャレな感じなので経営に若い人が携わっておられるのかとも思いましたが、更新されていないところを見るとちょっと心配になりますね。

確かにこういったメディアの更新って継続的にサポートしてくれる若者がいないと大変ですよね。

2022年の10月のインスタの記事では店主が手を骨折してしまい、蕎麦を打つことが困難な状況になってしまいました、というという投稿が。

完治するまでの間、手打ちそばのご提供をストップさせていただきます。とあります。

ということは、やっぱり蕎麦を打つ職人が店主以外いないということになりますよね?

詳しい事情は分かりませんが、まさか店主が引退したら終わり?とかないですよねえ〜。

それとももうこんなメディアを利用しなくても十分お客は来るということですかねえ?

アクセス&営業時間

ちょっと入り口は分かりにくいですが、看板があるので。

国道24号を走っているとこの看板が見えます。

そしたら、この道を入ってひたすら進みます。

すると駐車場や建物が見えてきます。

現在は昼のみの営業となっていて、インスによると定休日:月・火曜日です。

◎定休日:月・火曜日

◎営業時間:11:30~14:00

2024年4月

昔は夜も営業していたり、定休日も少なかったみたいですが今は(2024年4月)この営業形態となっています。

経営者や従業員の高齢化でしょうかね(分かりませんが)。

店内の雰囲気

お客様が多かったので、席の方の写真は撮れませんでしたが、会計の前の所にこんなセクションがありました。

囲炉裏もあります。

蕎麦打ち台があります。

築400年ってやっぱり作りがすごいです。

庭の方の眺めも最高ですよ。

「おしながき」

お店のウェブサイトにもおおざっぱな蕎麦のお品書きしか掲載がなく、ネットの情報でもほとんどメニューが載ってない。

季節によって色々と変わるということなんでしょうかね。

私が来店した時の「おしながき」を載せます。

基本的には蕎麦は「せいろ」と「田舎」があって二色もできます。

ネット情報だと昔は、田舎・せいろに加えて、「富士のしらゆき」「桜切り」「茶切り」「柚子切り」など月替わりの変わりそばを盛った三色そばの三色盛りもあったみたい。

ネット情報だと下記の様な月替わりの蕎麦があった様です。(現在は再開しているか不明。)

この日の「おしながき」には書いてなかったです。

変わりそばメニュー一覧

  • 富士のしらゆき
  • 青海苔
  • 桜切り
  • よもぎ切り
  • 茶切
  • 青柚子
  • けし切り
  • 桜海老切り
  • ごま切り
  • 卵切り
  • 黄柚子切り

情報によるとせいろが二八で、田舎が十割とのこと。

蕎麦と言えば細い方がおすすめかと思ったのですが、太い田舎そばを推している人も多くてこちらを試すべきだったのかも・・・。

こちらの太い田舎そばもかなりのパンチがある様ですが、以前の記事で紹介した修善寺の「食堂富士屋」さんの太い蕎麦も最高ですよ。

蕎麦以外にも色々メニューがありまして。

いやあ、このメニュー全部で日本酒チビりたいです・・・な。

そば串ってなんやろ??

色々と試してみたいメニューがいっぱいです。

『天ぷら付きせいろ』

今回は無難に天ぷら付きせいろにしました。

正直天ぷらがここまで美味しいとは期待してませんでした。

衣がちょうどよく絡んでいて、野菜そのものも美味しい。

上手に揚げられている。

この天ぷらだけでも良い酒のツマミになりそう。

この蕎麦の太さの均一さよ・・・。

食べる前から分かるコシのよさ。

ツルツルして美しい。

つけ汁も丁度いい塩加減と甘さ。

終わらしてしまうのが勿体無いぐらい。

コシといい、香りといい、完璧です。

一瞬天ぷらに持っていかれそうになりましたが、やっぱり蕎麦ですな。

早食いの私も自然とゆっくり味わって食べていました。

もう一度訪問して、もっともっとゆっくりと味わいたいですね。

まだまだ店主には頑張って欲しいなあ・・・。

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