『うつろぎ』【静岡市葵区有東木(うとうぎ)】|わさび発祥の地で山葵田に囲まれて郷土料理を楽しむ

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伊豆地方出身の私はわさびの発祥は勝手に伊豆のどこかだと思っていた。

天城湯ヶ島とか、伊豆市筏場とかなんとなく伊豆のどこがが発祥で、生産量も静岡が一番なんだろうなと。

しかし、調べてみるとこれは大きな間違い、そもそも現在2024年わさびの生産量一位は長野県・・・。

知らなかったぁ〜。

そして、さわびの発祥の地は伊豆とはほど遠い、安倍川の上流である静岡県の有東木(うとうぎ)で始まったと伝えられています。

伊豆でのわさび栽培は、延享元年(1744年)に天城湯ヶ島の山守であった板垣勘四郎が、しいたけ栽培の指導者として有東木(うとうぎ)を訪れ、お礼にわさび苗を持ち帰り、天城湯ヶ島に植えたのが始まりだそうです。

そう、この有東木(うとうぎ)が正真正銘の日本のわさびの発祥の地なのです。

この有東木(うとうぎ)の地区の入り口に『うつろぎ』という地元のお茶や山葵、農産物を販売しているお店があります。

地元食材を使って有東木のお母さんたちが作る「うつろぎ定食」「わさび漬け」「金山寺味噌」「わさびのり」「お饅頭」が人気です。

ここで定食を堪能してきました。

おうすけ

わさび発祥の地「有東木(うとうぎ)」とは?

「有東木(うとうぎ)」とは静岡市の街の中心地から安倍川沿いに北へ登っていく途中にある地区です。

村のような小さな地区です。

一部写真に収まっていない地区もありますが、大体こんな小さなコミュニティーです。

お茶畑や

山葵田があちこちにあります。

展望台の近くにある白髭神社では毎年4月と10月の第2土曜日に、静岡市指定無形民俗文化財の神楽が奉納されます。

8月14、15日は東雲寺境内で国指定重要無形民俗文化財の有東木の盆踊りが行われます。

白髭神社には樹齢700年を超える大杉がありなかなか見応えがあります。

『うつろぎ』

有東木の玄関口辺りに『うつろぎ』はあります。

「うとうぎ」の「うつろぎ」・・って何だか混乱しそうですが・・・笑

『うつろぎ』

住所:〒421-2303 静岡県静岡市葵区有東木280−1
TEL:054-298-2900
営業時間:平日 10:00-15:00 、週末、祝祭日 9:00-16:00
定休日:毎週火曜日、年末年始、農繁期(5月上中旬・詳しくはお問い合わせください)

※ お茶の収穫の農繁期(5月上中旬・6月下旬)は休業しますので、うつろぎ(電話054-298-2900)へお問い合わせの上、お出かけ下さい。

外のスペースで飲食もできます。

メニュー

店内でわさび漬け、金山寺味噌やわさびのり、お饅頭なども売られてます。

●わさび製品税込価格内容量
わさび漬本場のわさびと無添加にこだわりの味(大)600円150g
  お土産には小パックもオススメです(小)400円90g
わさび漬【辛口】これは辛い!わさび増量版450円90g
わさびのり根わさびがたっぷり入った岩のりです(大)600円140g
  食べきりやすい小パックでどうぞ(小)400円80g
 
▽季節限定税込価格内容量
葵漬わさびの茎と人参の塩コンブあえ300円75g
しょうゆ漬け根わさびと茎をしょうゆ味で漬け込みました300円75g
三杯酢わさびの茎の甘酢漬け300円65g
●お味噌税込価格内容量
わさび味噌甘辛いオリジナル味付のお味噌400円90g
金山寺味噌地元野菜を材料にした金山寺味噌400円150g
田舎味噌米と麦で自家発酵した味噌汁・料理用お味噌750円780g
  まずは小パックでお試しください500円400g
●お菓子税込価格内容量
ほう葉餅つぶ餡入りのお餅をほうの葉でくるみました120円1個
よもぎ金つば自然の野山で採れたよもぎを使用しています120円1個
野菜物語栄養たっぷりの野菜入りクッキー250円1個
▽限定生産税込価格内容量
ぎりっかけ生わさびの入った白餡どら焼き120円1個
大福(2個)つきたてのお餅で作ります400円2個
●ご飯物・その他税込価格内容量
お赤飯220円190g
五目寿司220円190g
のし餅120円1個

”おすすめ” うつろぎ定食 実食

”おすすめ” 『うつろぎ定食』にしてみました。

天気がいいので外で食べます。

めちゃくちゃ美味そう!

これは口福感が上がりそう。

小鉢にわさび漬けわさびのり

わさびのりは鼻にツンと山葵の辛味が突き抜けます。

新鮮な山葵。

この辺の郷土料理らしく「ごぼうのたたき」というそうです。

ごぼうを叩いて 1時間ぐらい煮込み甘酸っぱいタレで絡めるそうです。

これはお土産のところには置いてなかったです。

さつまいも 椎茸 野菜のかき揚げ ピーマン 山葵の葉

「抹茶塩」が付いてます。

そして蕎麦。

冷たいかけそば。

本来この蕎麦の上に「葵漬(あおいづけ)」と呼ばれる、わさびの茎と人参の塩コンブあえが載っているはずなんですが、この日はなかったです。

でもこの「葵漬(あおいづけ)」はお土産コーナーところには売っていました。

ただの載せ忘れか、品切れでしょうかね。残念。

山葵(わさび)の葉の天ぷらなんて初めて。

蕎麦はかなり細めですがしっかりコシがあって美味しかった。

デザートは甘さ控えめで甘いの苦手な私には嬉しい。

全てが美味しい。

これだけ静岡の地元郷土料理を楽しめて、この値段。

大満足でした。

お土産もよかったです。

この地区の方々とお話しする機会があったのですが、若い人はどんどん出ていってしまい、お年寄りばかりでいつまでこの山葵の生産が続くのかわからないとおっしゃっていました。

この地区で子供がいる家庭は1家族だけだそうです。

日本の誇る山葵産業がずっと続くといいですね。

皆さんもこちらに足を運んでみてはいかがでしょうか?

お土産で買ったこの「わさび茎の醤油漬け」がめちゃくちゃ美味し買ったです!

お酒のつまみにどうぞ”!

わさびと言えば、伊豆原保の本わさびで食べる塩ラーメンもおすすめです!

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