『Roti Canai(ロティチャナイ)』|本場インドを出しぬいて「世界No.1 のパン(ブレッド)」に選ばれたマレーシア定番朝ごはん&おやつ

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以前の記事でも触れましたが、マレーシアはマレー人だけで構成された国ではありません。


マレー人、華人(中華系)、インド人、そして原住民が同じ「マレーシア人」として生活する多民族国家です。

おうすけ

多くの人が勘違いしているのが、マレーシアにいる華人とインド人は最近移動してきた移民だと思っていることです。


確かに先祖の世代では移民ですが、現在マレーシアで暮らしている彼らの多くはこの国で生まれ育ったマレーシア人です。

つまり、

おうすけ

マレー人の文化だけではなく、華人やインド人の文化も含めマレーシア文化なのです。

マレーシアの食文化は“ミックス”が当たり前

マレーシアの食文化は非常にユニークです。

大きく分けると、

  • マレー料理
  • 中華料理
  • インド料理

この3つが日常的に食べられています。

それぞれの民族が自分たちの料理を大切にしつつ、他民族の料理も自然に受け入れているのがマレーシアらしさ。

例えば「カリーミー」は、インド系のカレーと中華系の麺文化が融合した料理です。

また、インド系ムスリムとマレー人の混血である

「ママック(Mamak)

と呼ばれる人たちの料理も、インド料理とマレー料理が融合した存在です。

華人のレストランに行くとインド人がご飯を食べていたり、マレー人のレストランで華人やインド人がご飯を食べていたりというのも日常的に目にします。

インド料理とマレー料理が融合した「ママック(Mamak)」の紹介こちら

マレーシア国民みんなが食べる定番料理

そんな色々な料理がある中でどんな人種も大好きでよく食べているマレーシア定番料理がいくつかあります。

以前の記事で紹介した『Nasi Lemak(ナシレマッ)』もその一つです。

『Nasi Lemak(ナシレマッ)』に加えてもう一つ国民的人気な料理それが『Roti Canai(ロティチャナイ)』です!

Roti Canai(ロティチャナイ)とは?

ロティチャナイ(マレー語:roti canai)は円くて平たいパンで、マレーシアでよく食べられている。 朝、昼、夕、夜の食事として食べられる。

多くの場合、テータリックやアイスティーといった飲み物とともに食べられる。通常、ダールやパルプ、カレー、サンバル、イカンビリスのつけ汁と一緒に出される。

マレー語で「パン」という意味のロティ(roti)の後にチャナイ(canai)という語が使用されるようになったのは、ロティチャナイ作りがパン生地を平らにし、空気を入れて広げる動作に由来する。

ロティの後のチャナイという語の由来は、この種のパンのつけ汁になるダールの名前チャンナル(Channal)であるという説もある。他には、チャナイという語はインドのチェンナイという都市名に由来するという説もある。マレーシアにインド人が流入した時代に、ロティチャナイ作りの多くがそこの出身であったためである。

元々インドから移民によって伝えられたことは間違いないでしょう。

ロティチャナイとロティプラタの違い

インドとシンガポールでは、「ロティプラタ」という名前の方が普通に使われているようです。

「プラタ」とはヒンディー語で「平たい」という意味。

呼び方は違いますが、基本的には同じ系統の料理です。

ロティチャナイの生地には、

  • 小麦粉
  • 油またはマーガリン
  • ギー(GHEE)

が使われます。

ギーは無塩発酵バターから作られるバターオイルで、

香り・コク・食感すべてに影響する重要な存在。

最近では健康的な油としても世界的に注目されています。

ロティチャナイの食感は店ごとに違う

生地を薄く伸ばし、折りたたんで焼くため、

外はカリカリ、中はモチモチ

になるのが理想形。

ただし、

  • パリパリ系
  • もっちり厚焼き系

など、店によって個性はさまざまです。

おうすけ

私もこの外がカリカリしてちょっと焦げてる感じで、でも中がモチっとしたタイプが一番好きです。

こんな感じがベストな感じです。

下の写真は結構薄めの生地でパリパリしてます。

これはこれで美味しいですけどね。


まあ当然食感の好みはあるので、人それぞれ好みは違うとは思います。

店によってはかなり厚めの生地を焼いて、ただのモチモチのロティもあります。

ロティチャナイの食感は店ごとに違う

ロティの食感だけではなく、一緒に付いてくるカレーやダルの味もロティチャナイのクオリティを左右します。

ロティチャナイには、ほぼ必ずカレーが付きます。

定番は、

  • チキンカレー
  • ダル(豆のカレー)
  • サンバル(チリソース)

この3つ。

チキンカレーダル(豆のカレー)サンバルというチリソースを混ぜたものが一般的です。

下の写真はダルにサンバルというチリソースを混ぜたものです。

足りなければ、お代わりもタダでできます。

基本はこの二つの種類のソースが無条件で出されることがほとんどですが、リクエストすればフィッシュカレーやマトンカレーを付けてくれる店もあります。

パンの上にソースの皿が載せられます・・・。

『Roti Canai(ロティチャナイ)』が「世界No.1 のパン(ブレッド)」に!!!!

おうすけ

この「ロティチャナイ」がなんと世界中の伝統料理などを紹介するグルメサイト「テイストアトラス(TasteAtlas)」が選抜する「世界No.1 のパン(ブレッド)2024年2月」に選ばれたのです!!!

おうすけ

そして、パンだけではなく「世界で最も美味い料理100選」の中でNo.2を獲得したのです。

このランキングには、ロティ発祥地のインド、シンガポールやインドネシアも含まれています。

しかし、シンガポールの「ロティプラタ」は12位、本場のインドの「ロティ」は35位(苦笑)となっており、ロティの中ではマレーシアのロティがダントツです。

おうすけ

しかし、なぜ同じようなロティなのに、シンガポールとマレーシアでそんなに差があるのでしょうか?

一部の記事にマレーシアのロティは「GHEE(ギー)」が使われていて、シンガポールのは使われていないので、それが生地の食感に影響を与えているからというものでした。

しかし、私はマレーシアのロティ全てに「GHEE(ギー)」が使われているかは疑問です。

「GHEE(ギー)」はいい油で高いですし、全ての店が使っているとは思えないような気がします。

逆にシンガポールのお店でも「GHEE(ギー)」を使ってロティを出している店もありますしね。

実際「テイストアトラス(TasteAtlas)」のシンガポールの「ロティプラタ」の原材料のところに「GHEE(ギー)」が含まれていますしね。

まあ本当のところのこういうランキングの差ってそんなにないかと思いますが。

でもまあ、マレーシアの食事が選ばれたことが嬉しいですね。

『Roti (ロティ)』の種類

『Roti (ロティ)』には何も中に入っていないプレーンなものから、中に玉ねぎや卵、バナナなどが入っているものまで色々な種類があります。

「ママッ(Mamak)」のストールに行くと下のようなメニュー表が壁に貼ってあります。

他にもいくつか種類がありますが、あまり一般的ではないので基本的なものだけ載せてあとは省略しました。

マレーシアに来た頃は色々なロティを試してみたくて色々なのを食べてみたのですが、最近はRoti canai (ロティ・チャナイ)かRoti Telur (ロティ・テロゥ)ぐらいしか食べないので写真が見つかりませんでした。

下の写真がRoti Telur (ロティ・テロゥ)です。

ロティの中に卵を割ってパンを折りたたんで卵を包む感じで焼きます。

卵の黄身で黄色いです。

Roti Tampal(ロティ・タンパァ)も卵が入ってるんですが、こちらは目玉焼きのように卵が原型をとどめています。

黄身が半熟でわると君が出てくることもあります。

今度ママッ(Mamak)」のストールへ行ったら色々なロティを試してみて下さい。

マレーシアでロティチャナイは、「インド料理」でもあり「マレーシア料理」でもあります。

多民族国家マレーシアの歴史と文化が、そのまま一皿に詰まった料理。
だからこそ、世界No.1のパンに選ばれるほど、
多くの人に愛されているのだと思います。ロティチャナイを食べるということ

ロティチャナイは、

「インド料理」でもあり

「マレーシア料理」でもあります。

多民族国家マレーシアの歴史と文化が、そのまま一皿に詰まった料理。

だからこそ、世界No.1のパンに選ばれるほど、

多くの人に愛されているのだと思います。

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