『手打そば・うどん 丸美屋』【沼津市】|昭和なレトロ感渋滞な蕎麦屋(閉店)

Pocket

三島や清水町方面から国道1号線を使って沼津へ向かうと、清水町を過ぎたあたりでふと目に入る、色褪せたトタン壁の古い建物。

そこには、店名よりもはるかに大きく『生蕎麦(きそば)』の文字。

「あれ…営業してる?」

そう思わせるほど、強烈な昭和感を放つ佇まい。

気になりつつも、国道から少し入り、さらに裏道へ入る必要がある立地のため、なかなか踏み出せずにいた。

だがある日、 「今日行かなかったら一生行かない気がする」

そんな謎の直感に突き動かされ、ついにハンドルを切った。

今回紹介するのは、沼津市の老舗蕎麦屋『手打そば・うどん 丸美屋』。

味も雰囲気も、最近紹介した名店とはまさに180度違う、昭和レトロ感が渋滞する一軒だ。


おうすけ

おうすけ

ちょっと前の記事で美味しい蕎麦の店を紹介しました。

こちらです↓

こちらの蕎麦は本当に絶品でした。

今日紹介するのは蕎麦屋は蕎麦屋でも180度違うお店。

昭和のレトロ感が渋滞しっちゃてる感じです。

店舗外観|昭和レトロ感が強すぎる

初見だと正直、入るのに勇気がいる。

年季の入った建物に、変体仮名で書かれた『生蕎麦(きそば)』の暖簾。

この外観だけで、ご飯三杯いけそうなレベルの昭和感。

「この見た目は、なかなかやばい…」

そう思いつつも、暖簾をくぐる。

「沼津市の昭和レトロな蕎麦屋『手打そば・うどん 丸美屋』の外観」

おうすけ

この見た目はやばいっすな〜。

『生蕎麦(きそば)』とは?

ところで皆さんこの建物やのれんに書かれている文字読めます?

まあ冒頭で触れているんですが、変体仮名が使われていて、実は「きそば」と書かれているのです。

『生蕎麦(きそば)』です。

「き」=生

「そ」=楚

「ば」=者

が変体した文字だそうです。

「生蕎麦」とは、つなぎの小麦粉など使わずに蕎麦粉だけで作ったもののことをいいます。

「生(き)」とは、元来「混じり気のない」といった意味で、江戸前期においてそばはすべて「きそば」が食べられており、つなぎに小麦粉用いるようになったのは江戸時代中期以降の事だそうです。

ですから本来の『生蕎麦(きそば)』は十割蕎麦のことを指します

でも今は暖簾にこの様に書いてあっても、十割蕎麦ではないこともあります。

おうすけ

以上の情報は全てネットで調べた情報ですけどね。

おうすけ

この『丸美屋』さん、店名よりどデカく『生蕎麦(きそば)』と書いてますが、果たして十割蕎麦なんでしょうか!!!

手打そば・うどん 丸美屋、店内の様子とメニュー

「昭和の雰囲気が残る丸美屋の店内」

中に入ると一人お客がいるけど、お店の人は出てこない。

4人がけテーブルが4つぐらいだったかと。

とりあえず座ってメニューを確認。

「沼津市の昭和レトロな蕎麦屋『手打そば・うどん 丸美屋』のメニュー」

看板には手打そば・うどん 丸美屋と書かれていたけど、うどんのメニューは多くない。

「沼津市の昭和レトロな蕎麦屋『手打そば・うどん 丸美屋』の外観」

なべ焼きうどんとカレー南蛮のみなのかな?

蕎麦のメニューは全てうどんに変更できるのか?確認しませんでした・・・。

「沼津市の昭和レトロな蕎麦屋『手打そば・うどん 丸美屋』のメニュー」

手打そば・うどん 丸美屋『カツ丼セット』実食

いつまで経っても店の人が来ないので、厨房の方へ声をかけてみた。

店主らしきおじいちゃんが出てきて、お茶を出してくれる。

人気No.1とNo.2で迷った末、

がっつり行きたかったので【カツ丼セット】を注文。

店主さん一人で切り盛りしているため、提供までは少し時間がかかる。

そして着丼。

「おお…なかなかのボリューム!」

煮物とたくあん付きで、いかにも“定食屋のセット”という安心感。

「丸美屋の人気メニュー、カツ丼と蕎麦のセット」

おお、結構ボリューミー。

煮物とたくあんついてます。

煮物もカツ丼も結構しっかりとした濃い味。

「丸美屋の人気メニュー、カツ丼と蕎麦のセット」

衣にはかなり汁がヒタヒタなので、カツを入れてから結構煮込むのかな?

味が濃いのでご飯が進みます。

次は蕎麦。

「白い更科系の蕎麦が特徴の丸美屋のざる蕎麦」

色がかなり白い。

これは一番粉と呼ばれる更科粉を使ってるということでしょうかね。

蕎麦は・・・なるほど。

「白い更科系の蕎麦が特徴の丸美屋のざる蕎麦」

食感はよろしいけど、更科だからなのかそんなに香りはないですね。

そしてちょっとやわらか目の茹で方でした。

コシはあまりない。

カツ丼

味はかなり濃いめ。

衣にはしっかりと出汁が染みていて、カツを入れてからしっかり煮込んでいる印象。

これは白米が止まらないタイプ。

蕎麦

蕎麦はかなり白い見た目。

更科粉(一番粉)を使っているのかもしれない。

食感は悪くないが、香りは控えめ。

茹で加減はやや柔らかめで、コシは強くない。

「蕎麦粉は何割なんだろう?」

色々聞きたいことはあったが、店主さんは提供後は厨房に戻りきり。

会計時には常連さんと話していて、結局質問はできず。

これは次回の宿題ということで。


まとめ|味よりも“体験”を楽しむ一軒

手打そば・うどん 丸美屋』は、

✔ 最新のグルメ ✔ 洗練された蕎麦

を求める人向けではない。

だが、

✔ 昭和レトロな空気感 ✔ 地元に根付いた食堂 ✔ 時間が止まったような体験

を味わいたい人には、強く刺さる一軒だ。

国道1号線沿いで、ずっと気になっていたあの建物。

思い切って入ってみると、ちゃんと“物語”がありました。

コメントする