『Loi’s Top Beef & Bakuteh』|地元の人しか知らない超レアな牛肉のバクテー肉骨茶

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前回豚肉薬膳料理バクテーについて紹介しました。

まだ読んでない方は下の記事をどうぞ。

バクテーにも色々と種類がありまして、豚肉のかわりに鶏を使う「鶏骨茶(チクテー)」というのもあります。

肉を食べないベジタリアンのために、野菜のみのバクテーもあります。

でも、この牛肉を使ったバクテーは非常に珍しい。

マレーシア生活18年目に入った私でもこの店以外見たことがないです。(マレーシア全土探したらあるのかも)

豚肉の肉骨茶とはだいぶ違うその牛肉肉骨茶ご紹介します!

おうすけ

はじめまして「おうすけ」と言います。
このブログでは伊豆や静岡の観光スポット、おすすめグルメ、ランチスポットなど色々な分野を紹介しております。

2023年より、かつて暮らしていたマレーシアに戻ってきました。
今後はしばらく、マレーシアの食や文化、言語について、かつて15年以上マレーシア住んでいた私ならではの視点で紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

アクセス&営業時間

店名『Loi’s Top Beef & Bakuteh』
住所1, Jalan Delima Raya 1, Taman Delima Raya, 75150 Melaka
アクセスマラッカの街の中心から車で10分ほど
電話番号0126945212
営業時間11時00分~14時00分、18時00分~20時00分
定休日なし
駐車場店舗前にあり
公式情報なし
※営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

『Loi’s Top Beef & Bakuteh』とはどんなお店?

私は13か14年以上前にマラッカに住んでいました。

その時にローカルの友人にここに連れて行ってもらったのがビーフバクテーとの出会いでした。

初めて食べた時はあまりの美味しさに汗をダラダラ流しながら夢中で食べたのを思い出します。

数ヶ月前に久しぶりにマラッカへ旅行に行く機会があり、久しぶりにあそこで食べようと思いたち、まだ営業しているかGoogleマップで検索してみました。

以前私が住んでいた当時は今ある店舗から数メートルの場所にある民家の普通の家と家の間にありました。

そして、その後また別のもう少し大通りに面した場所に移動しました。

それからまた移転し、今の現在の場所になっています。

私がマラッカに住んでいた時に店があったところが、今の店舗から歩いて行ける距離なので見に行ってみました。

「あ、まだあった!」

ここ、ここ〜と思わず呟いてしまった。

この小さなお店にひしめき合って、みんなで鍋をつついたなあ・・・。

中はそのままでした。

まだオーナーが所有しているのかな?

この場所から今度はこちらに移動しました。

Googleマップではまだ看板が残ってますね。

このお店に移転したときも二回ほど食べに行ったことがあります。

だいぶお店が綺麗になって大きくなったのでびっくりしたのを覚えています。

そして、現在の店舗がこれです。

ビーフ肉骨茶実食!

過去の写真を遡ったら、一つ前の店舗の時に訪問した時の写真がありました。

おそらく、7年前です。

おうすけ

この牛肉の生っぷりが最高ですわ。

マレーシアの中国人は牛肉を生で食べることを嫌がる人が多いです。

なのでこの提供の仕方は珍しいですね。

まあ鍋がぐつぐつ煮立っているので、すぐに肉にも火が通り生ではなくなってしまうのですが。

先ほど、牛肉を使ったバクテーは珍しいという説明をしましたが、バクテーだけではなく、マレーシアではどの国民にも、あまり牛肉は好んで食べられていません。

理由は色々あるのですが、まず華人の一部に宗教的な理由で肉を(特に牛肉)食べないというのもありますし、牛肉が高い、あまり売られていない、おいしくないというが個人的には大きい理由かなとも思います。

マレー人達はスープに入れたり、サテーという焼き鳥の様な料理がありますが、それに使ったりするのですが、やはり硬くてクセがある場合が多くそんなに好まれていないでしょうかね。

ですから、この牛肉のバクテーは本当に貴重です。

しかもこのお店の牛肉は薄く切ってあり、柔らかくて、クセもそんなにないのです。

7年ぶりのビーフバクテー!

おうすけ

今回は7年ぶりぐらいに食べます。

若干肉や野菜が少なめで、肉も運ばれてきた時には既に火が通ってしまっていて、スープの色の茶色の単色でちょっとインパクトがなかった。

野菜は白菜とキャベツが混ざったような野菜、チャイニーズキャベツとでもいうのでしょうか、それの大きめの千切り。

でも下に隠れちゃってる。

前回のバクテーの記事で紹介した「炸腐竹 zhà fǔzhú(ジャーフゥジュゥ)」という湯葉の揚げたやつみたいなのが結構入ってます。

あとは牛肉のすり身を丸めたもの、それに牛肉の内臓類ですね。

肉のスライスは少なめに感じましたが、内臓やビーフミートボールは結構たくさん入ってました。

さてスープの味なんですが、どちらかというと、中国ハーブはあまり入っておらず、白胡椒が効いているシンガポールバージョンの味に近いです。

最近このお店になってから、昔と変わって味が落ちたという噂やコメントを耳にしておりました。

あまり先代と比べて味が落ちたとか、以前と味が変わったとかそういう根拠のないダメ出しはあまりしたくはない方なんですが・・・。

実はスープを一口飲んで、びっくりしました。

めちゃくちゃしょっぱかったです。

確かに昔から塩味は強めでしたが、しかしこれはとてもスープを楽しむレベルの塩分ではなかった。

スープを一口飲んだら、白米を口に入れて少しでも中和しないといけないほどでした。

これはスープの味をちゃんとチェックしてないのか、店主の舌が麻痺してしまっているのか・・・。

開店直後のスープの味ですから、煮詰まってしまっているとか、薄めすぎてしまったというのもないはず。

現在は創業者ではなくその息子らしき人が継いでいる様な感じでした。

食後にお店の人を探し、ここに移ってきた経緯や今の代の店主は以前の店主の家族なのか?とか色々聞こうかと思ったのですが、結構無愛想で話したくなさそうな雰囲気だったので聞けませんでした。

思い返してみれば、店に入る時から異変は感じてました。

私は開店時間の11:00丁度に店に行ったのですが、まだ準備ができていなくて、15分ほど経ってから入店しました。

それでも、まだ準備出来てない様な感じで。

接客もやる気がない感じでしたので、ちょっと大丈夫かな?と思いました。

ランチタイムなのにその後もお客さんは一人も来ることがなく、帰り際に一人おじさんが入ってくるぐらいでした。

勝手な推測でしかありませんが、もしかしたら今の店主はもうあまりやる気がなく、それがスープの味に表れているのかも。

そうなるとお客さんも減りますね。

とても残念です。

美味しさはそこにあるのですが、あまりにもしょっぱくてスープが飲めないのが残念でした。

牛肉を扱っているというのもあり、元々すごく人気店というわけではなく、コアな地元ファンがいて、その人達が常連となってきている様な店だったので、今現在の人気はわかりませんが、味が少し改善されて、長く続いてくれたらなあと思います。

ぜひマラッカに来たときは、寄ってみてみてください。

ガイドブックや地元に住んでいる日本人のブログなどでも紹介されていない珍しいお店ですので。

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