前回の記事でずっと紹介したいと思っていてできてきなかったマレーシア人の誰もが好きな人気No.1の「ロティチャナイ」を紹介しました。
前回の記事で「ロティチャナイ」が世界中の伝統料理などを紹介するグルメサイト「テイストアトラス(TasteAtlas)」が選抜する「世界No.1 のパン(ブレッド)2024年2月」に選ばれたことと、パンだけではなく「世界で最も美味い料理100選」の中でNo.2を獲得したことについて触れました。
普通ロティチャナイが食べれる店は、インド人がムスリムの女性と結婚してできた混血、「ママッ(Mamak)」と呼ばれる人たちが経営するママッストールがほとんどです。
しかし、とある田舎町のさらに田舎の村でチャイニーズ(華人)が経営する店でロティチャナイが食べれるというのを聞きました。
チャイニーズがロティチャナイ?
いやいや、おかしいやろ?
しかも、モヤシが中に入ってる?
なぜモヤシよ?
と初めて聞いた時は思いました。
しかし、食べてみたら、ちゃんとロティチャナイでした!
ということで今回は華人(チャイニーズ)が作るロティチャナイを紹介します。
はじめまして「おうすけ」と言います。
このブログでは伊豆や静岡の観光スポット、おすすめグルメ、ランチスポットなど色々な分野を紹介しております。
2023年より、かつて暮らしていたマレーシアに戻ってきました。
今後はしばらく、マレーシアの食や文化、言語について、かつて15年以上マレーシア住んでいた私ならではの視点で紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。
タイから戻ってきてマレーシアグルメ情報です。
『Roti Canai(ロティチャナイ)』とは?
『Roti Canai(ロティチャナイ)』って何?って方は、前回の記事を読んでください。
『Tengah Chinese Roti Canai』
場所はSegamat(セガマ)という小さな町の更に奥地の村、「Kampung Tengah(カンポン テンガ)」という所にあります。
こんな田舎町なのに、週末にはジョホーバルやシンガポール、その他の地域からここへロティチャナイを食べに来る人が殺到しています。
他の『Roti Canai』と何が違うのか?
正直他のロティチャナイと比べて特に何が美味しいのか?と問われると、特にはないんですが・・・・
ここまで引っ張ってきてすみません・・・。
でも他のロティと比べて違うところといえば、ロティの中にモヤシが入っていることです。
なぜモヤシなのか?
わかりません・・・・。
そしてモヤシが入ったからといって特に味もそんなに変わりません。
モヤシの食感がところどころ感じられます。
おじさんが焼き始めました。
まずは卵を生地の上でぐちゃぐちゃにしてます。
そしてその上にモヤシをふりかけます。
モヤシを入れているのがわかりますか?
そして折りたたみます。
四角く折りたたんだら、隣の鉄板で焼きます。
隣の鉄板の焼き具合はおばちゃんがやってます。
ソースとなるカレーやダル、サンバル(マレーシアのチリソース)は自分たちで小皿に取りに行くシステムの様です。
『メニュー』
メニューはこんな感じです。
さすが人気店だけど田舎値段。
実食!
あんなに綺麗に四角に畳んでいたのに、ずいぶんいびつ!
そして随分と焦げてるな・・・。
カレーはイマイチ味にコクがない・・・。
カレーのソースの真ん中に入ってる赤いのがサンバルソースです。
ミックスしてあります。
ダルは塩味が足りない。
チリソースのサンバルはオッケーでした。
カレーやダルにサンバルを沢山混ぜたらいい味になるかも。
これは「Roti Telur Bawang」でロティの中に卵と玉ねぎが入ってるやつです。
タマネギが多くて生地がバラバラになりやすい。
パリパリもモチモチもどちらでもない・・・。
やっぱり話題性が人気の理由で味に関しては特に並ぶほどではないという感じはあります。
チャイニーズがロティチャナイを焼いていてモヤシが入ってるっていう話題作りは上手です。
しかもこんな奥地の村にこんな店があったらみんな試してみたくなりますよね。
お店の人に聞いたら、1日90個ぐらい売るらしいです。
生地は決まった量だけ作るので、売り切れたらお店が閉まりますから、早めに行くといいかもしれません。