三島や清水町から沼津へ国道1号線を使って向かい、清水町から沼津へ入ってしばらくすると、左手に古い色褪せたトタン壁に『生蕎麦(きそば)』と書かれたかなり古い建物が見えます。
いつかここ入ってみたいなと思いつつも、ちょっと躊躇してしまう自分。
佇まいは昭和な建物でめちゃくちゃ吸い込まれそうなのだけど、本当に営業してるのか?と思うような雰囲気。
しかも、国道1号線から少し入ったところにあるため、裏道から更に一本裏へ入っていく感じなので、店の前を通って確認も難しく、また今度にするかとなる。
しかし、ある時付近を走っているときに、今日行かないと一生行かない気がして、車を裏道に走らせた。
はじめまして「おうすけ」と言います。
このブログでは伊豆や静岡の観光スポット、おすすめグルメ、ランチスポットなどを紹介しております。
2023年より、かつて暮らしていたマレーシアに戻ってきましたので、今後はしばらく、マレーシアの食や文化、言語についての記事を中心に、マレーシアに長年住んでいた私ならではの視点で書いていきたい思います。
よろしくお願いします。
2024年現在、短期で日本に帰国したので、少し日本の記事を。しばらくの間「伊豆活」再開します。
ちょっと前の記事で美味しい蕎麦の店を紹介しました。
こちらです↓
こちらの蕎麦は本当に絶品でした。
今日紹介するのは蕎麦屋は蕎麦屋でも180度違うお店。
昭和のレトロ感が渋滞しっちゃてる感じです。
アクセス&営業時間
この見た目はやばいっすな〜。
『生蕎麦(きそば)』とは?
ところで皆さんこの建物やのれんに書かれている文字読めます?
まあ冒頭で触れているんですが、変体仮名が使われていて、実は「きそば」と書かれているのです。
『生蕎麦(きそば)』です。
「き」→「生」、「そ」→「楚」、「ば」→「者」の自体が変体したものだそうです。
「生蕎麦」とは、つなぎの小麦粉など使わずに蕎麦粉だけで作ったもののことをいいます。
「生(き)」とは、元来「混じり気のない」といった意味で、江戸前期においてそばはすべて「きそば」が食べられており、つなぎに小麦粉用いるようになったのは江戸時代中期以降の事だそうです。
ですから本来の『生蕎麦(きそば)』は十割蕎麦のことを指します。
でも今は暖簾にこの様に書いてあっても、十割蕎麦ではないこともあります。
以上の情報は全てネットで調べた情報ですけどね。
この『丸美屋』さん、店名よりどデカく『生蕎麦(きそば)』と書いてますが、果たして十割蕎麦なんでしょうか!!!
メニュー
中に入ると一人お客がいるけど、お店の人は出てこない。
4人がけテーブルが4つぐらいだったかと。
とりあえず座ってメニューを確認。
看板にはそばとうどんと書かれていたけど、うどんのメニューは多くない。
なべ焼きうどんとカレー南蛮のみなのかな?
蕎麦のメニューは全てうどんに変更できるのか?確認しませんでした・・・。
『カツ丼セット』実食
いつまで経っても店の人が来ないので、厨房の方へ声をかけてみた。
店主らしきおじいちゃんが出てきて、お茶を出してくれる。
人気No.1かNo.2で迷ったけど、がっつり食べたかったので、No.2のカツ丼セットにしてみた。
おじいちゃん一人で切り盛りしてるので、時間がかかります。
着ました!
おお、結構ボリューミー。
煮物とたくあんついてます。
煮物もカツ丼も結構しっかりとした濃い味。
衣にはかなり汁がヒタヒタなので、カツを入れてから結構煮込むのかな?
味が濃いのでご飯が進みます。
次は蕎麦。
色がかなり白い。
これは一番粉と呼ばれる更科粉を使ってるということでしょうかね。
蕎麦は・・・なるほど。
食感はよろしいけど、更科だからなのかそんなに香りはないですね。
そしてちょっとやわらか目の茹で方でした。
コシはあまりない。
これって蕎麦粉何割なのかなあ・・・?
色々聞きたいことはあったけど、おじいちゃん食事を提供したら厨房から一切出てこず。
最後にお会計時は常連さんらしき人とお話しされていたので、お話できず。
次回また来た時に色々聞きたいですね!