車を走らせていた田舎道に突然「南豆亭(なんずてい)」と書かれた看板を見つけた時の話。
河津、下田、伊東までは仕事で訪れる機会が多かったものの、南伊豆で仕事をするのは今回が初めて。
遊びでは何度か来たことがあるものの、それも随分と前の話です。
「南伊豆で仕事ができる=南伊豆の食と景色を調査できる!」
そう思った初日は、テンションMAXでした。
しかし実際に来てみると、南伊豆は想像以上にのどかな場所。
飲食店は少なく、仕事先は山奥。コンビニすら見当たりません。
Googleマップで気になる店を見つけても
・定休日
・ランチ終了
・営業日が合わない
…そんなことの連続。
コンテンツ
田舎道に突然現れた「南豆亭」の看板
仕事に集中しながら車を走らせていると、
ふと目に入った 「南豆亭(なんずてい)」 の文字。
一瞬チラ見しただけで通過したものの、
気になって後でGoogleマップを確認すると……
なんと、インド家庭料理のお店!
しかも本格的なスパイスカレーが食べられるらしい。
営業日は 金・土・日限定、
営業時間は 11:30〜17:00。
「週末昼だけか……無理だな」
と思ったら、今日は金曜日。
時間は13時過ぎ。
行けるじゃないか。
ということで即訪問。

はじめまして「おうすけ」と言います。
このブログでは伊豆や静岡の観光スポット、おすすめグルメ、ランチスポットなどを紹介しております。
2023年より、かつて暮らしていたマレーシアに戻ってきましたので、今後はしばらく、マレーシアの食や文化、言語についての記事を中心に、マレーシアに長年住んでいた私ならではの視点で書いていきたい思います。
よろしくお願いします。
2024年現在、短期で日本に帰国したので、少し日本の記事を。しばらくの間「伊豆活」再開します。
過去のカレー記事はこちら⇩。
道の駅 伊豆月ケ瀬|月ヶ瀬テラスキッチンでズガニカレーを食べてみた!
アクセス&営業時間
「南豆亭(なんずてい)」
住所
南伊豆町下小野538-3
電話番号
090-8040-5777
営業時間
金・土・日
11:30~17:00(無くなり次第終了)
定休日
月・火・水・木
「南豆亭(なんずてい)」メニュー
「南豆亭(なんずてい)」のメニューはシンプル。
カレー1種か2種か3種か。

それに加えレディースセットもあるのだけど、なぜか男性も注文可(笑)


「南豆亭(なんずてい)」南伊豆の古民家を改装した、温もりある店内
駐車場はお店から少し離れた場所にあります。
そこから15〜20mほど歩くと、古民家が見えてきます。

ここから15〜20mぐらい歩くとお店があります。

看板が見えてきました。


すごい長閑〜
「南豆亭(なんずてい)」の「南豆亭(なんずてい)」看板が見えてきました。
建物はだいぶ古い古民家。


建物は年季の入った古民家。
ドアの開け方が分からず少し苦戦(笑)


中に入ると、そこはとても温かく落ち着いた空間。
- ギターやピアノが置かれた店内
- お座敷席あり
- 木の温もりが心地よい雰囲気
どこか 伊豆あまからや を思い出す空気感。


『伊豆あまからや』【伊豆市原保(わらぽ)】| わさび農家の里山食堂でカレーとラーメン
『伊豆あまからや 』【伊豆市原保(わらぽ)】|本わさびで食べる塩ラーメンを食べてみた
カレー3種を食べるはずが…まさかのスペシャルプレート
1時過ぎにお店に入ると、店主らしき女性の方が出てきました。

「あの、申し訳ないんですが、本日のカレーが終わってしまいまして・・・」

「うっそー!まさかの?せっかく営業時間に来たのに?」
1時過ぎでもうなくなってしまったんだ・・・。
相当人気なんだ・・・。
やっぱり、そうだよなあ。
こんな結末だわな。
と心の中で3秒ほど。
しかし!

あの、でももしよろしかったら、メニューにはないんですが、シシカバブとかロティとかちょっとした料理ならワンプレートでお出しできるんですが、どうでしょうか?

え?そうなんですか?じゃあお願いします!

ロティが付きますが、ライスも食べられますか?

じゃあお願いします
メニューにない特別プレートが登場
本日のカレーが終わってしまってというお言葉に、もうすっかり諦めモードに入っていた自分。
まさか自分だけのスペシャルメニューが頂けるとは!
店内にいた他のお客さんも、羨ましそうにこっちを見ている。
メニューにはないスペシャルな料理が食べれるなんて、ラッキーではないか。
まあ、自分だけではなく、この後に来店されたお客さんにも提供されていましたけど・・・。
さあ、どんなプレートが来るのか楽しみ!!
お値段・・・確認しなかったけど・・・まあいいか・・・
着ました!!

運ばれてきたプレートを見て、思わず声が出ました。
「わお!」
- チキンカレー
- シシカバブ
- ロティ
- インド米
- 数種の副菜
- マンゴーピクルス
これで 1,000円。
カレー売り切れ時の特別価格とのことですが、
内容が豪華すぎます。
特別メニューだったので値段の設定はしてなかった様で、カレーが売り切れだったのでサービスのお値段というのもあったかもしれません。
色々な副菜とチキンカレー、そしてシシカバブ。
インド米とロティ。
マレーシア在住者が唸った「ロティ」の完成度
ロティと聞いてすぐにマレーシアのロティチャナイを思い出す。
あれ?この感じ、食感、マレーシアの国民的朝ごはん&おやつ、「ロティチャナイ」と全く同じ感じ。
このマレーシアの「ロティチャナイ」、実は世界のナンバーワンブレッドに選ばれてます!
付け合わせの野菜は優しい味。
大根の葉っぱかな?
ニンジンとかぼちゃの付け合わせも優しい味で美味しかった。
そして紫玉ねぎと一緒に添えてあったマンゴーピクルス。
これがすごく美味しかったので、店主の方に尋ねると、「これはあそこに売ってる瓶のやつです。結構人気あるんですよ。」とのこと。

インドの紅茶やお菓子と一緒に売られている右上の右から二番目の瓶のやつの様です。

これがマジでうまい。
カレーによく合う。
日本のカレー食べてる時でも一緒に食べたら合います。
一瓶買いました!
ネットでも購入可です。
優しく、体に染みる南豆亭のカレー
南豆亭のカレーは、
- 辛さ控えめ
- 塩味控えめ
- 油も少なめ
お年寄りや子どもでも安心して食べられる味。
マレーシアのパンチ強めなカレーとは真逆ですが、
毎日食べたくなるのは、間違いなくこちら。
シシカバブも美味しかった。
本場の味(トルコでしょうか?)を食べたことがないのですが、マレーシアでもクアラルンプールなどでは提供している店が結構あって、何度か食べたことがありましたが、南豆亭バージョンはやっぱり抑えめの味です。
インド米やロティ、色々な副菜も食べれて結構お腹もいっぱい。
色々食べれるので満足感も半端ない。
カレーが売り切れということで、チキンカレーのみで、もうちょっと他のカレーを食べてみたかったというのはあったけど、大満足の特別ランチプレートでした。
店主の方とちょっとお話し
食後店主の方とちょっとお話しできました。
店主の女性のご主人は神奈川県の方で月曜日から金曜まで仕事されているようで、週末にこちらに来られるそう。
神奈川から毎週こちらまで通ってるってすごい。
奥様はこちらの南伊豆で平日に別の仕事されている様で、金曜日から日曜日にお店を経営されているよう。
なので週末だけこのお店をオープン。
すごい・・・・体力。
仕込みだって結構な仕事量だろうに。
この時は息子さんが一緒にお手伝いされてました。
なんだか話を聞いているだけで、次から次へと色々と質問したくなるほど店主のバックグラウンドが興味深くて。
頭の中で、何度も「え?」「え?」となっていました。
お客で来られている地元の方も遠方から来ている方もみんなこの店主とお話しされていて、すごく地元にも、そうでない方にも愛されているお店なんだなあと感じました。
彼らの会話に耳を傾けていると、隣町の町の役場人たちが来ていたり、神奈川から車を走らせてきた若者がいたり、そのうち地元の人が野菜を持ってきて無料で提供していったりと。
地元の方やそうではない方からも愛される店主、お店なんだなあ。
今度はカレー3種類を試してみたいと思い、再訪を決意。
そして、また来ることができました。
再訪|カレー3種(チキン・キーマ・白菜ダール)
後日、電話でカレーの確認をして再訪。
この日のカレーは
- 定番チキンカレー
- かぼちゃ入りキーマカレー
- 白菜のダール
副菜やライタ(ヨーグルトサラダ)との組み合わせで、
酸味・甘味・スパイスのバランスが見事。
本日のカレーは定番チキンカレー、かぼちゃ入りキーマカレー、白菜のダールです。サイドメニューのスパイスエッグをトッピングで追加。

全体的に辛さや、塩味を抑えた味付けで野菜などが豊富に使用されたメニューです。
このカレー3種なら例えばカレーの一つチキンカレーに酸味があってもいいかなと思いましたが、別でヨーグルトのサラダ(ライタ?)がついていたので、その酸味で味の幅と広がりました。
そして副菜のニンジンと大根のアチャールも柑橘系の柚子か何かが入っているので、酸味があってそれもまた口の中を爽やかにしてくれて、リフレッシュできます。


南伊豆まで行く価値がある一軒
お店の周りは、正直何もありません。
ですが、
- 店主との会話
- 古民家の雰囲気
- 本格的なインド家庭料理
この体験は、ここでしか味わえない。
南伊豆に来たら、
いや「南豆亭のために南伊豆へ来る」価値があるお店です。
