「Best Chicken Rice Restaurant 最强鸡饭」
この看板を見て、胸が躍らない人はいないのではないでしょうか。
「Best Chicken Rice(最高のチキンライス)」
しかも「最强鸡饭(最強チキンライス)」。
――本当にそんなに美味しいのか?
――自分で“最強”と名乗ってしまって大丈夫なのか?
期待と同時に、少しの疑問も浮かびます。
私自身も、初めてこの看板を見た時はそう思いました。
しかし、店名の由来を知った瞬間、その疑問はすべて納得に変わったのです。

はじめまして「おうすけ」と言います。
このブログでは伊豆や静岡の観光スポット、おすすめグルメ、ランチスポットなど色々な分野を紹介しております。
2023年より、かつて暮らしていたマレーシアに戻ってきました。
今後はしばらく、マレーシアの食や文化、言語について、20年マレーシア住んでいる私ならではの視点で紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。
コンテンツ
「Best Chicken Rice Restaurant 最强鸡饭」という店名の由来
店主のFacebookでこの店の由来について知りました。
この店主が大学生の頃、とある看板のないチキンライス屋のおじさん(uncle)のチキンライスが大好きだったようです。
彼のチキンライスは本当に美味しく、近くに何軒もチキンライス店がありましたが、どこも彼の店にはかないませんでした。
店の前にはいつも長い行列ができ、焼き上がったチキンは吊るされた瞬間に売り切れてしまい、次の焼き上がりを待たなければならないほど。
当時の店主は、少なくとも週に2回は必ず通っていました。
ある時、そのおじさんとの雑談の中で知ったのですが、そのおじさんのチキンライスは、若い頃に香港へ出稼ぎに行き、師匠について修業して身につけたものだったのです。
その師匠はその店を始める前クルーズ船で働いており、毎日何百人分ものチキンライスを作っていたそうです。
そして、そのおじさんのチキンライスは、店主と大学の友人たちの間で公認の『一番美味しいチキンライス』最強のチキンライスでした。
友人たちとチキンライスを食べに行こうという話になると、決まって
「行こう!最強チキンライスを食べに!」
と言っていたほどです。
そして2024年、店主はそのおじさんに弟子入りし、開店の準備を始めました。
店名に悩んでいた時、友人がこう言ってくれました。
「いっそ『最强鸡饭(最強チキンライス)』でいいんじゃない?」
これが、店名「最强鸡饭」に込められた物語です。
そう、彼らにとってそのおじさんのチキンライスは最強であり、その味を引き継いでこのSegamat でオープンさせたのです。
だから『最强鸡饭(最強チキンライス)』なのです。
「Best Chicken Rice Restaurant 最强鸡饭」を実食
まずは最強を言われるチキンライスを実食。
チキンライスってなんですか?という方には過去の記事で説明していますので、そちらをご覧ください。
過去の記事ではチキンライスの種類、注文の仕方、注意点などについて説明しています。
さて、注文してから4分ほどで到着。

すごく美味しそう!
過去の記事でも説明していますが、チキンライスは鶏肉の種類と部位を選ぶことができます。
『鸡饭 ChikenRice (チキンライス)』の肉の種類
- 『白鸡 Bái jī』=茹でた鶏肉
- 『烧鸡 Shāo jī』=ローストした鶏肉
『鸡饭 ChikenRice (チキンライス)』の部位
• 鸡胸肉(jī xiōng ròu)鶏むね肉
• 鸡尾(jī wei)もも(上もも)※マレーシアやシンガポールでよく使われる表現
• 鸡小腿 / 鸡腿下段(jī xiǎo tuǐ)ドラムスティック(下もも)
• 鸡翅(jī chì)鶏手羽(全体)
それ以外にも下記の部位を提供している店もあります
• 鸡肝(jī gān)レバー
• 鸡心(jī xīn)ハツ(心臓)
• 鸡胗 / 鸡砂肝(jī zhēn / jī shā gān)砂肝
今回は 『烧鸡 Shāo jī』=ローストした鶏肉の鸡尾(jī wei)もも(上もも)を注文。
ライスを見てびっくり!
普通のチキンライスに比べてかなり色が濃い茶色。
普通はここまで茶色にならないけど、これは醤油で味つけているせいかな?
まずはライスを食べてびっくり。
かなり味が濃いめのライス。
やっぱり醤油を入れているのかな?
味が濃い目好きな私には好きな味です。
次は鶏肉。
朝から開店しているため、ラインタイムには美味しい部位があまり残っていないこともあります。
ちょっと残り物だったからかもしれませんが、鶏肉に関してはちょっとパサパサ感が否めない。
肉の味付けも控えめ。
その代わりライスに味がかなりついているので、ちょうど良いのかも。
別日に食べたチキンライス。

『烧鸡 Shāo jī』ローストした鶏肉の鸡胸肉(jī xiōng ròu)鶏むね肉
ちょっと肉の量が寂しいかな・・・。
ただお値段が安めなので、これぐらいの量が妥当なのかも。
味が優しめならば、ソースやチリがテーブルごとに置いてあってかけ放題の方がお客さんの方でアレンジできていいのかも。
おすすめは「太阳面(サンヌードル)」
このお店「Best Chicken Rice Restaurant 最强鸡饭」の一号店はSegamatから20分ほど車でいったYayasanという小さな町のフードコートにあります。
店名は「Yayasan大风扇太阳面 Sun Noodles」。
同じ店主のようです。
以前に地元の友人に勧められ、そこで麺を食べたことがあったのですが、とても美味しかったです。
まさか同じ店主だったとは。
そして同じ店主ということで、この「Best Chicken Rice Restaurant 最强鸡饭」でも同じ麺を食べることができます。
この店お勧めは「太阳面」。
直訳すると太陽の麺。
半熟卵が麺の上に載っているため、太陽の麺と名付けられたのでしょう。
この麺はドライと呼ばれるスープ無しの麺です。
量がちょっと少なめです。

• スープなし
• ひき肉
• 揚げワンタン
• イカンビリス(小魚干し)
を混ぜて食べます。
ちょっと、クアラルンプールの「ドライ・チリパンミー」に見た目似てますが、こちらは全く辛くないですし、麺が「ドライ・チリパンミー」に使われる麺とはちょっと違います。
Yayasan大风扇太阳面 Sun Noodlesの「太阳面」と「面粉糕」
「太阳面」

「干捞面粉糕」

「面粉糕」って何?って方は過去の記事を見て下さい。
看板メニューの一つ「Nyonya Laksa 娘惹叻沙」も美味しい
この店の看板メニュー「Nyonya Laksa 娘惹叻沙」ニョニャ・ラクサも美味しい。


色々な具が入っていて満足感がある一杯です。
まとめ|“最強”という名前の理由が分かる店
「最强鸡饭」という名前は、
決して話題作りのためだけのものではありません。
そこには
- 大学時代の思い出
- 一人の職人から受け継がれた技
- そして“あの味は最強だった”という実感
が詰まっています。
Segamatを訪れる機会があれば、
ぜひ一度、その背景ごと味わってみてください。
