マレーシア料理を語る上で、インド料理は絶対に外せない存在です。
「マレーシアなのにインド料理?」と思うかもしれませんが、実はこれ、多民族国家ならではの食文化。
マレーシアは
- マレー系:約70%
- 中国系:約23%
- インド系:約7%
という構成で、**インド系の人々(主に南インド・タミル系)**が食文化に大きな影響を与えています。
その結果、マレーシアでは
👉 本場さながらの南インドカレーが気軽に楽しめる
👉 現地人にも大人気のグルメ
として根付いています。
以前の記事「マレーシアとはどんな国?」で、マレーシアは多民族国家であることについて書きました。
その記事の中で触れましたが、2022年の統計によるとマレーシアは、人口のマレー系69.9%、中国系22.8%、インド系6.6%、その他0.7%が居住する国家となっています。
インド系が6.6%という統計ですが、このインド人達の文化はマレーシアの食文化に大きな影響を与えています。
マレーシア全土で見ると6.6%ですが、大きな都市に行くともっと高い割合でインド人がいる感覚があります。
特にインド料理店はインド人だけではなく、華人も大好きでよく利用します。
コンテンツ
マレーシアのインド料理の特徴
マレーシアのインド料理は、日本のカレーとは全く違います。
特徴
- サラサラ系のスパイスカレー
- 南インドスタイル(油控えめ・スパイス強め)
- 野菜中心でヘルシー
- 手で混ぜて食べる文化あり
特に印象的なのが、複数のカレーを一気にかけるスタイル。
👉 ご飯 × カレー × おかず
👉 全部混ぜると最高に美味しい!
ナシカンダー&ママックとは?
マレーシアでインド料理を語る上で外せないのが
- ナシカンダー(Nasi Kandar)
- ママックストール(Mamak Stall)
✔ ナシカンダーとは
👉 ご飯+好きなおかずを自由に選ぶスタイル
👉 カレーを複数かけるのが基本
✔ ママックストールとは
👉 インド系ムスリム(ハラル)の飲食店
👉 マレー人も利用できる人気店
ではマレー人は?
マレー人はハラルフードといって、イスラム教(ムスリム)の戒律によって食べることが許された食べ物しか食べることができません。
ですから基本的にはインド人の料理店では食べることはできません。
しかしマレーシアにはインド系のムスリムの人達がやっている「Mamak Stall (ママッ ストール)」というハラルフードのお店があります。
そこでもインド料理とマレー料理が混ざった様な料理を食べれますので、マレー人達はそこでインド料理に近い食事を食べています。
そう考えると、インド人の割合は少なくても、マレーシア国民に愛されているインド料理です。
このインド料理も奥が深く、色々と書かなければならないことが沢山ありますが、今回はインド料理屋のワンプレートディッシュを紹介します。

はじめまして「おうすけ」と言います。
このブログでは伊豆や静岡の観光スポット、おすすめグルメ、ランチスポットなど色々な分野を紹介しております。
2023年より、かつて暮らしていたマレーシアに戻ってきました。
今後はしばらく、マレーシアの食や文化、言語について、かつて15年以上マレーシア住んでいた私ならではの視点で紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。
ワンプレートカレーの仕組み(ナシチャンプー形式)
このスタイルは以下のように呼ばれます。
- マレー語:Nasi Campur(ナシチャンプル)
- 中国語:経済飯(エコノミーライス)
流れ
- ご飯をもらう
- 好きなおかずを選ぶ
- カレーをかける
- 会計
👉 超シンプル&自由度高い!

上の写真は私の住んでいる田舎の小さな店なので種類は少ないですが、クアラルンプールやイポー、ジョホールバルなどに行けば20〜30種類ぐらい置いているお店もあります。

この自分でお皿に盛るビュッフェスタイルはマレーシアのレストランの定番で、マレー語では「Nasi Campur(ナシチャンプー)」、中国語では「经济饭(Jīngjì fàn)」、英語ではEconomy Riceと呼ばれる形態です。
また別の記事でこのNasi Campur、中国語では経済飯、英語ではEconomy Riceについては説明したいと思います。
ワンプレートカレーの注文方法(初心者向け)
現地ではよくこう聞かれます。
- Makan?(食べる?)
回答例
- 店内 → Makan sini
- 持ち帰り → Bungkus
まず大体お店に入るとお店の人に、「Makan?」と聞かれます。
Makanとはマレー語で食べると言う意味で、ここで食べますか?と聞かれているわけです。
もしお持ち帰りなら、「Bungkus(ブンクス)」といえば持ち帰り用のパックに入れてくれます。
「Makan Sini(マカン シニ)」と言うとお皿にご飯を盛ってくれます。
Makan🟰食べる、Sini🟰ここ、で「ここで食べます」の意味になります。
料金システムの仕組み(重要ポイント)
初心者が一番戸惑うのがここ。
基本ルール
👉 「種類」と「内容」で値段が決まる
目安
- 野菜+鶏肉 → 約RM7(約200円)
- 牛肉・羊肉 → 高め(RM9〜)
- 魚 → さらに高い
注意点
❌ 肉・魚ばかり取る → 高くなる
⭕ 野菜中心+カレー → 安くなる
👉 「量」より「何を選ぶか」が重要!
上記で説明したMamak Stall (ママッストール)またはNasi Kandar(ナシカンダー)ではまちまちで、都会の方だとお店の人がお皿に盛ってくれるシステムが多いので、お店の人に量を調整されたりします。
でももっと欲しいときはもっと盛ってくださいと言えば盛ってくれます。
お店によるんですが、最初にご飯だけお店の人がお皿に盛ってくれてあとは自分でおかずを選んで自分で盛るスタイルと、ご飯もおかずもどっちもお店の人が盛って、量をコントロールするスタイルがあります。
インド人はご飯を沢山食べますし、「バナナリーフ」という食べ放題ビュッフェスタイルの料理があって、ご飯、カレー、野菜のおかずは好きなだけおかわりできる形態の料理があるので、それもあってインド系のレストランではどんなに量を取っても値段がかわりません。
値段設定ですが、この田舎町のインド料理店は、2種類の野菜(卵料理や豆腐料理を含む)と1種類のお肉(鶏肉)を取ると、RM7(約210円)です。
2種類の野菜と一種類のお肉(牛肉や羊肉)を取るとRMRM9~11ぐらいに上がります。
牛肉や羊肉はちょっと高いので。
魚になるともうちょっと上がります。
なので、お魚を取ったときは大体RM11~。
私の経験からすると、魚と羊肉は高いので、それを一つ取っただけで値段が結構上がります。
逆に安く済ませたい場合は、野菜だけを3〜4種類とって、カレーのソースだけをご飯にかけます。
カレーソースは基本的にタダですので。
そして、初心者がやりがちなのが、肉や魚を2〜3種類とって、野菜を1種類とかを取るというやつです。
これは同じ3種類でも肉や魚が値段が高いので、結構跳ね上がります。
たった2種類しか取ってないのに、値段が高い!ボッタクリと思った方は何を取っているかを確認してみてください。

量が少なくて、種類もそんなに取ってないのに高くチャージされたという方は肉と魚で値段が上がっているかもしれません。
マレーシアについてのブログを書いている方達で、この料金システムが気まぐれとかわかりにくいと書いている方もいますが、慣れると一貫性がわかってきます。
中には外国人とわかるとボッタくるお店もありますが、実はお店の人にもちゃんとした料金システムがあるのです。
親切なお店は何を何種類取ったら「いくら」とか説明が書いてあったりします。
お気に入りのお店や近所の店などよく通う店ならおかず一つ一つの値段がいくらか聞くといいです。
そうすると次回同じ店で同じ種類のおかずを取った時に値段がいくらかわかってきます。
顔を覚えられたら向こうもボッタくれないですしね。
またこの注意点は『Economy Rice』の記事を書いた時に詳しく説明したいと思います。
実食レビュー|インド料理ワンプレートカレー
ある日のプレートはこんな感じ。
- カリーチキン
- 厚揚げスパイス炒め
- ゴーヤ炒め
- カレー3種がけ
👉 見た目は地味でも味は最強クラス

赤と茶色ばっかり。
左のはカリーチキンです。
右が厚揚げをスパイスで味付けたもの。
上の野菜はゴーヤをスパイスで炒めたもの。
そして最後にカレーを3種類ほどドバーッとかけます。
インド料理に欠かせない2つ
パパダム(Papadam)
豆から作るパリパリせんべい。
👉 塩気が強くてカレーと相性抜群
レンズ豆の粉に塩と落花生油を加えて生地を作り、唐辛子、クミン、ニンニク、黒胡椒などの調味料を加え、生地は薄い円形にして、乾燥させ、その後油で揚げます。
マレーシアには油で揚げる前のパパダムが普通にスーパーなどで売られています。
それを買って油で揚げて食べるとお酒のおつまみにもとてもいいんですよね。
かなりしょっぱいですけどね。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
最近カルディやドンキでマレーシア産のパパダムチップスが売っているのを見ますね。
ネットでも買えます。
インド料理には欠かせないパパダム。

ラッサム(Rasam)
- 酸味×辛味のスープ
- トマト&タマリンドベース
👉 日本でいう味噌汁ポジション

ラッサムくださいと言うとこのような銀の器に入れてくれます。
基本的にはパパダムもラッサムも無料です。
ラッサム(rasam, ரசம்)は、南インドで日常的に飲まれているスープのひとつ。トマト(野菜)、独特のさわやかな酸味を持つタマリンド(果物)などを黒胡椒やニンニクやヒングで味付けして煮たもので、辛味と酸味が強いのが特徴である。タミル語でジュースを意味する。
このラッサムが生姜やニンニクが入っていて酸味もあって、一年中暑いマレーシアでこれを飲むと元気が出ます。
インド人にとってこれは日本人の味噌汁みたいな感じですかね。
結構辛いのもあるので、辛いのが苦手な方は注意を。
飲んだ瞬間身体が熱くなって汗が吹き出ますよ。
安くてお腹いっぱい食べれますよ。

野菜をいっぱい食べたい時にはこのお店がもってこい。
どんなに取っても値段は変わらずですから、普段の野菜不足を補います。

ぐちゃぐちゃになってますが、マレーシアのインド人の方達は更に手でこれをぐちゃぐちゃに混ぜて食べます。

疲れた肝臓にはターメリックの摂取が一番。



この唐辛子の干からびた様なやつは、唐辛子を塩漬けしたものを油でカラッと揚げたものです。
地元の人にこの名前を聞いても「チリ、チリ!」としか言わないので、詳しい人にレシピも含めまた聞いてみたいと思います。
ご存知の方がいたら教えて下さい。
辛さはそんなにないのですが、めちゃくちゃしょっぱい!
でもサクサクしてご飯のおかずに最高。
インド人の箸休めですね。
血圧高い方はご注意を!
こんな感じでインド料理はカレー、パパダム、チリ、とご飯が進んでしまうので、危険です笑
まとめ|マレーシアのインド料理はコスパ最強
マレーシアのインド料理は
- 安い(200〜400円)
- 美味い(スパイス本格)
- 健康的(野菜多い)
三拍子揃った最強グルメです。
👉 食べ過ぎ注意レベルでハマります

ピンバック:『Banana Leaf バナナリーフ』|バナナの葉っぱをお皿にして食べる食べ放題カレー – Awesome Trips