チェンマイ三日目はタイの海南チキンライス、「カオマンガイ」をハシゴ鶏。
以前にマレーシアのチキンライスについて記事を書きましたが、タイにもあるのです。
もはや定番マレーシア料理となっている海南チキンライスですが、当然中国の海南省から伝わったものです。
そのチキンライスはきっと陸続きでタイを通ってマレーシアに伝わっているわけです。
だからタイのチキンライスもマレーシアのものと似ています。
改めて中国の食文化の伝わり方ってすごいなと思います。
前回の記事で紹介した「エンタフォー」だって中国から伝わったもので元々は「酿豆腐」というものです。
そう考えるとタイも華人の影響が強い国なんだなあと改めて思う。
しかし、タイスタイルのチキンライスはマレーシアのチキンライスともまた違う部分もあって、なかなか興味深いです。
タイのチキンライスは「カオマンガイ」と呼ばれています。
以前の記事で紹介したミシュラン ビブグルマンに選出されたフィッシュボールヌードルのお店『Lim Lao Ngow Fishball Noodle』がある並びに数軒ほどチキンライスのお店があったので、今日はそこを目指していきます。
はじめまして「おうすけ」と言います。
このブログでは伊豆や静岡の観光スポット、おすすめグルメ、ランチスポットなど色々な分野を紹介しております。
2023年より、かつて暮らしていたマレーシアに戻ってきました。
今後はしばらく、マレーシアの食や文化、言語について、かつて15年以上マレーシア住んでいた私ならではの視点で紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。時々マレーシア近隣の国へ行くのでそのリポートもします。今回はタイのチェンマイの情報です。
『キアット・オーチャー發清』
最初に入ったのは、『キアット・オーチャー發清』。
有名店の様です。
外国人にも人気がある様で、中国人や韓国人、その他の中国語を喋る華人の人たち(おそらくシンガポールやマレーシア、台湾人など)が多かった印象。
きっと彼らの国のサイトやガイドにもおすすめとして載っているのでしょう。
カオマンガイには2種類あって、揚げた鶏肉と茹でた(蒸した)鶏肉があります。
『キアット・オーチャー發清』では揚げた方を食べてみることにしました。
メニュー
最初は中国語のメニューを渡されましたが、すぐに日本人と分かったのか、日本語メニューに交換されました。
小チキンとご飯で60バーツ(約245円/ 2023年12月)。
ん〜やっぱりタイも物価が上がってますね。
ちなみに私が住んでいるマレーシアの田舎町では、2種類の鶏肉か豚肉を選んでご飯とセットでもう少し安いです。
なんの盛り付けの華のないただの揚げた鶏だ・・・。
色も茶色一色・・・。
もうちょい緑とか赤とかなんかないんかいな?
せめてパクチーとかネギとかパラパラとかしないの?
これが人気店のカオマンガイ???
だいぶやる気のなさを感じます・・・。
ソースは2種類。
ニンニクと生姜の効いた醤油ベースの甘塩っぱいタレと甘酸っぱいタイチリソース。
美味しかったですが至って普通のカオマンガイでした。
小サイズの量は結構小さいです。
油飯もそんなに特別な感じがしませんでした。
これならマレーシアの方が美味しいなあ。
この店の隣の隣ぐらいに似たような名前のカオマンガイ屋さんがあります。
そちらへ行ってみます。
『グリットオーチャー 發榮』
日本語でどうやって表記したらいいのかわかりませんが、一応「グリットオーチャー」と表記しました。
中国語の名前はちょっと似てますね。
「發清」と「發榮」
向かって左にあるのが、『キアット・オーチャー發清』で右にあるのが『グリットオーチャー 發榮』です。
看板も赤くてそっくり。
なんでも以前は左の『キアット・オーチャー發清』の方が美味しいと言われていたけど、今は右の『グリットオーチャー 發榮』の方が美味しいと言われているらしい。
しかも値段も『グリットオーチャー 發榮』の方が安い。
メニュー
比べるなら、同じメニューの方がいいんでしょうが、もうカオマンガイは何回も食べれないと思うので、さっき食べた揚げたやつではなく、茹で鶏(蒸した)の方を。
後から知ったのですが、揚げ鶏と茹で鶏を混ぜることもできたみたいです。
しかも値段は一緒です。
チキンもジューシーで柔らかいし、量も多い。
でも値段は40バーツ。
『キアット・オーチャー發清』の方は60バーツ。
肉も小さかった。
手前の濃い茶色の塊は鶏の血を固めたもの。
タイ人は(マレーシアの華人も)血を固めたやつ好きですね〜。
無条件に載ってました。
二つのメニューだけで判断できませんが、値段や味、量どれをとってもこちらの方がいいかなと私は思いました。
でも人気店の方に人は流れるのですよね。
チェンマイを訪れたらぜひ食べ比べしてみてください。