いつかこのシリーズ記事を書きたいとずっと思っていた。
町中華で飲ろうぜの堂々のパクリ企画、『マレ中華で飲ろうぜ』!
以前の記事で触れたように、マレーシアにはマレー人だけではなく、華人とインド人、そして原住民がマレーシア国民として生活しています。
なので、単純に大きく分けるとマレー料理、中華料理、インド料理がマレーシア全土で食べられています。
インド料理もそうですが、中華料理もマレーシアの食文化に大きな影響を与えてきました。
マレーシアの料理は味が濃く、辛い、そして脂が多いので、お酒にはぴったりのおつまみになるのです・・・が。
しかし!
マレーシアのレストランでお酒を飲もうとすると、マレー人の経営するお店では飲めません。(注)
マレー人はイスラム教なのでお酒が禁じられているからです。
インド人のお店はどうでしょう?
インド人は中国人よりお酒を飲む人が多いのですが、なぜかインド料理店でもお酒を提供しているところはありません。
マレーシア中探したらいくつかはあるのかもしれませんが、18年以上マレーシアに暮らしている私は出会ったことがありません。
インド人あんなにお酒好きなのになんでレストランで提供しないのか不思議です。
とは言ってもクアラルンプールやペナン、マラッカなどの都会にあるインド人の経営しているBARやお酒を飲むところでは提供されています。
または日本食屋さん、洋食屋さんでも提供されていますが、料理もお酒も結構お高めです。
そうなると、ローカルの料理で食事をしながら安価でお酒が飲めるレストランというとチャイニーズが経営するレストランになります。
毎回中華系のレストランに行って食べる時に思います。
この料理でどうして飲まずにいられようか?と
お酒に合う料理ばっかりなのです!
マレーシアの中華料理にはお値段お高めの所もありますが、大半の中華料理店はリーズナブルプライスです。
ということで、この「マレ中華で飲ろうぜ」シリーズで、お酒を飲む時にぴったりなどんな料理があるのか、またどんな料理が合うのかを紹介していけたらと思います。
マレ中華で飲ろうぜ第一弾やってみましょう!
はじめまして「おうすけ」と言います。
このブログでは伊豆や静岡の観光スポット、おすすめグルメ、ランチスポットなど色々な分野を紹介しております。
2023年より、かつて暮らしていたマレーシアに戻ってきました。
今後はしばらく、マレーシアの食や文化、言語について、かつて15年以上マレーシア住んでいた私ならではの視点で紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。
「マレ中華」のビール事情
マレーシアの町中華を紹介するマレ中華第一弾。
今回やってきたのはマレーシアのジョホール州の田舎町。
どんなマレ中華があるのか楽しみです!
昨日も来たのにまた今日も。
「ただいま・・・」とそっとつぶやく。
いつも見慣れた横顔と、いつも変わらないホッとする場所。
まるで我が家の様なそこは・・・、俺たちの聖域、マレ中華。
さあ、今日も喉を洗浄したら、あとは気ままにのんびりと。
心ゆくまでとことん飲ろうぜ。
基本的にマレーシアの安価な中華レストランではお酒はビールしか置いてません。
お高めの中華レストランであれば、別のお酒も提供しているかもしれませんが、私が「マレ中華」と呼んでいる安価な中華レストランではビールのみです。
ちなみに、ウイスキーやワインを持ち込むこともできますが、持ち込み料がかかります。
店によって値段が違ったり、かからない所も稀にあるので要確認です。
マレーシアはイスラム教の人が6割を占めますが、ビールを製造している会社が二つあります。
「Carlsberg Brewery Malaysia Berhad(カールスバーグ)」と「HEINEKEN Malaysia (ハイネケン)」です。
Carlsberg Brewery Malaysia Berhad(カールスバーグ)は「Carlsberg Danish Pilsner」や「Connor’s Stout Porter」、「Sapporo Beer」などを製造しています。
HEINEKEN Malaysia owned by GAPL Pte Ltd (GAPL)の方は「Heineken」や「Tiger Beer」、「Anchor Smooth」などを製造しています。
基本的にマレ中華で大体置いてあるのは、「Carlsberg」、「Carlsberg Smooth Draught」、「Heineken」、「Tiger Beer」、「Anchor Smooth」、「Guinness」大体この6種が置いてあります。
マレ中華ではあまり缶のビールは売っていません。(売っている所もあります。)
基本的に瓶です。
日本の大瓶は会社やブランドが違っても大体633mlと決まってますが、マレーシアの瓶ビールはメーカーとブランドによって量が異なります。
Carlsbergの瓶は640ml 、缶だと320ml & 500ml です。
同じCarlsbergでもCarlsberg Smooth Draughtになると、瓶は580mlになります。
Tiger Beerはというと、660mlとなっており、メーカーとブランドごとに微妙に違うのです。
値段も量も違うのでその都度マレ中華で紹介した時に詳細をお伝えしたいと思います。
それにしても・・・・ビールの値段が高え!!!
飯代は日本の三分の一ぐらいの値段なのに、瓶ビールは日本と変わらん。
ここがマレ中華のダメなところ・・・。
「マレ中華」メニュー
さてマレ中華一発目は比較的小さなマレ中華。
メニューもシンプルです。
まずマレ中華に入ったら、メニューをもらいます。
メニューがあっても言わないとメニューを出してくれない店も多いので、「メニューを下さい」と言います。
英語が通じそうな大都市のマレ中華なら、「Can I see the menu?」とか「Can I have a menu?」とか言えます。
中国語なら、「有菜单吗(yǒu càidān ma)?」で通じます。
こっちの人はメニューを見ずに、注文をとりに来た店の人にどんな料理があるのか聞きながら決めていく人が多いので、メニューを渡されないことも多いです。
席に座ってすぐにウェイターやウェイトレスが来てじっと待たれることが多いので、決まったら呼びますと伝えるとゆっくり決められるかもしれません。
まずはマレ中華に来たら、一人分の料理(炒飯や麺類)を注文か、いくつかおかずだけのものを注文するのか、どちらかを決めます。
一人で入った場合は一人分の料理を頼むのが無難かと思いますが、お金もあるし、結構食べれるよって方はいくつかのおかずを頼んでもいいかもしれません。
しかし、おかずだけを頼む場合一人分のおかずだけのメニューはないので、結構量が多めになり、値段も高いです。
まあ高いと言っても日本の町中華の一皿分ぐらいです。
一人分のメニューは炒飯や麺類、ご飯の上におかずがちょろっと載ってるワンプレートのメニューになります。
下のメニューが一人様用のメニューです。
店によってはもっと色々な種類がある店もありますが、大体こんな感じです。
この『〜飯』と最後に飯がついているメニューはご飯の上や横に肉とか魚とかを野菜と一緒に炒めた様なおかずが一品載ってるワンプレートです。
いわゆる日本で言えばなんとか丼みたいな感じです。
この上のメニューの『〜粉』とか『〜面』『〜粿条』最後に粉や面ががついているメニューは麺ものです。
マレーシアの麺についてはかつて記事で詳しく書いてますんので参考にしてみてください。
この店は麺類もお一人様サイズだけではなく、グループで食べれるような大き目のサイズもあるみたいです。
大体一人分はRM6~9ぐらいです。
日本円で200円から300円ぐらい(2024年10月時点)です。
下に続くメニューは大体どこのマレ中華にもあるメニューになってます。
こちらは結構シンプルな方で、他のお店だともっと色々と種類があります。
ここで全て説明するの大変なので、次回からのマレ中華シリーズの時においおい紹介していきたいと思います。
「マレ中華」にて『鉄板豆腐』をアテに飲ろうぜ
今日は一人分のメニュー、で豆腐料理でいきたいと思います。
まずは緑の640。
軌道を確保して一杯目を流し込む。
はあ、うめえ・・・。
さて、まずマレ中華に来たらこれ。
ニンニクのみじん切りと唐辛子の輪切りを醤油に浸す。
これだけ食べてもいいんだけど、本来はこれを料理にかけたり、このニンニクの香りと唐辛子の辛味の滲み出した醤油におかずをつけて食べるかします。
このグリーンのチリ(唐辛子)がかなり辛いので辛いの苦手な人は手を出さずに。
こんな感じの容器に入れてテーブルに置いてあります。
それを小皿に移して、醤油をかけます。
正直、これをご飯に載せて食べても何口かいけます。
さあ鉄板の鉄板豆腐が来ました!
もう私はこの豆腐の上にニンニクチリをぶっかけました。
ビールが進みます。
豆腐にトロッとした卵入りの餡かけがかけてある感じです。
ちょっと豚の挽肉やにんじんの刻んだものも入ってます。
この豆腐の部分が卵豆腐のものもあります。
あっという間に大瓶ビールなくなります。
今日はこの辺にしておくか・・・・。
ということで、一品の一瓶。
終了。
次回もやっていくよ。