今回紹介する街は私が住んでいる田舎町から車で1時間45分ぐらいの『Kluang(クルアン)』という街です。
この街も華人が多い街で華人がクルアン地区の住民の36%です。
やはり華人が多い街は発展しているのがマレーシアの特徴です。
Wikipedia情報によると「クルアン(Kluang)」の名はマレー語のクルアン(keluang)、オオコウモリの一種に由来するそうです。
数十年前まではコウモリ(keluang)がクルアン郡に数多く生息していたが、狩猟と生息地の環境破壊(森林伐採)によりほぼ完全に絶滅したようです。
クルアン(Kluang)にある山がコウモリの様に見えることも名前の由来になっているという情報も。
特にこの街に面白いものはないのですが、華人が沢山いるということは、食べ物が美味しいということ。
そしてこの街に「UNIQLO」があるので、久しぶりに服が欲しくて車を走らせてきてみました。
こんな小さな街にもあるって、「UNIQLO」ってすごいですね・・・。
でも結局この街のUNIQLOは結構小さくて欲しいものもなく、H&Mで服を購入。
その後ショッピングモールを出て、友人から勧められていた肉骨茶屋(バクテーや)さんによる。
『金福肉骨茶』というお店です。
店名については触れていませんが、下のリンクの過去の記事で写真を掲載してます。
肉骨茶屋(バクテーや)ってなんですか?っていう方もぜひ下の記事をクリック!
今回、クルアンの街の中心地にストリートアートがあるという情報を得たので、さんぽしてみました!
はじめまして「おうすけ」と言います。
このブログでは伊豆や静岡の観光スポット、おすすめグルメ、ランチスポットなど色々な分野を紹介しております。
2023年より、かつて暮らしていたマレーシアに戻ってきました。
今後はしばらく、マレーシアの食や文化、言語について、かつて15年以上マレーシア住んでいた私ならではの視点で紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。
『Kluang Street Art』からマレーシアについて学べること
場所はこの辺になります。
駅の近くです。
多くのアートは店舗の裏側の壁に描かれています。
なんだか哀愁漂うおじさんたち。
Kluangはコーヒーも有名です。
あの甘いやつですけどね。
マレーシアにコーヒーとおじさんは欠かせないですね・・。
コロナ禍中のアートで何かを訴えているのかな?
結構こういう日本のアニメパクリアートもあります。
トトロ好きなんだよなマレーシアの華人。
このような内容濃いめのものはローカルと一緒に行って説明してもらった方がいいですね。
マレー人のアーティストって感じのアートです。
特に突出したアートがなかった中で、私がいいなと思ったアートはこちら。
調べてみたんですが、このアートの背景やメッセージをはっきりと知ることはできませんでした。
ただこのアートの様にマレーシアを代表する民族マレー人、華人、インド人が一つの絵画に描かれているのはマレーシアで時々目にします。
3つの民族が仲良く手を取り合ってマレーシアをより良いものにしていこうというメッセージが込められているものです。
ただこの絵には5人が描かれています。
あとの二人はどの人種、コミュニティーを表しているのか気になりましたが情報がなかったです。
白いドレスを着た子は「ニョニャ」の子を表しているのかな?
マレー人とインド人、華人が一緒に伝統的なマレー料理『Ketupat(クトゥパッ)』を作っています。
『Ketupat(クトゥパッ)』とは椰子の葉を細くさいたものをひし形に編んだ中にお米を詰めて茹でたものです。
イスラム教のマレー人たちはラマダン月に断食を行います。
その、ラマダン月が明けるとそれを祝う「ハリ ラヤ 」と呼ばれる祝祭の日になります。
この時によく見かけるのがこの『Ketupat(クトゥパッ)』です。
これをモチーフにした飾りも家や車に飾られたりします。
このマレー人の伝統の食べ物を他の民族もマレー人に教わりながら一緒に作っているという、まさにマレーシアという国を表した絵です。
マレー人という人たちが元々住んでいた場所に、中国やインドから移民が移り住んできて、そのマレー人の伝統や習慣、文化を否定するのではなく、尊重しながら、時に自分たちの生活に取り入れながらコミュニティを作っていった華人やインド人、それを受け入れてきたマレー人の構図です。
これぞマレーシアですね。
文化や宗教、言語の壁を乗り越えてお互いがお互いを尊重しながら生きている。
それがマレーシアです。
これからもこの民族の融合したマレーシアの食や言語について発信していきたいと思います。